今見ると電人ザボーガーってちょっとカッコ悪いかもと思ってしまった(ごめん)

特撮

1974年に放映された電人ザボーガーに関する記事です。

私は幼少期に再放送で見ていましたが、電人ザボーガーがバイクになった形態「マシーン・ザボーガー」がカッコいいと思っていました。

結構昔の作品でしたのでいろいろと調べたのですが、私のザボーガーに対する印象も少し変わりました。どのように変わったのまとめました。

電人ザボーガーって子供の頃の印象とちょっと違ってました

電人ザボーガーとは

電人ザボーガーとは1974年にフジテレビ系列で放映されていた特撮番組です。

大まかなあらすじは次のような感じです。

物語は犯罪組織「Σ団」がエジプトの秘宝(ツタンカーメン像?)を盗むところから始まります。

Σ団は警察組織を圧倒する科学力で犯罪を繰り返していました。

そんな中、主人公大門豊が海外での訓練を終えて日本へ帰国します。大門は秘密刑事として訓練をしてきたという設定です。

帰国を出迎えたのは大門の亡くなった父親と親交もあった新田大五郎と二人の子供でした。新田は大門にΣ団に関する情報を伝えます。それは、

  • ここのところ、派手に犯罪を繰り返している
  • 大門の父親を殺したのはΣ団である可能性がある

ということでした。そして、そう伝えると大門に父親から預かっていた手紙を渡すのです。その手紙には特殊な形をした鍵が同封されていました。そして手紙にはある場所へ行くように促すあぶり出しが仕込まれていたのです。

そうして、大門はそのある場所へと向かった先でザボーガーを見つけるのですが、動かないわけです。父親が残した遺言(?)から初めて始動する時には「怒りの電流」というモノが必要であることがでわかったのですが、どうすれば「怒りの電流」が得られるのかピンとこないのでした。

その後、Σ団の罠にはまり大門はΣ団のアジトにおびき出されます。そして悪之宮博士の口から父親が殺された事実を聞かされ、そして大門も悪之宮博士とΣ団の怪人の手によって殺されてしまいます。

しかし、大門には体内に電極回路(ペースメーカーのような機械)が埋め込まれていたために蘇生します。そして、蘇生した大門は悪之宮博士を打倒するという強い感情を抱き、その感情が「怒りの電流」となってザボーガーが始動するのでした。

こうして、大門とザボーガーのΣ団との死闘の幕が切って落とされる、そのようなストーリーです。

ザボーガーのテレビシリーズについては、動画配信しているサービスを見つけられませんでした。正式なサービスではありませんが、YouTubeにテレビシリーズの動画をアップしている人もいるようです。当サイトはあくまでもその辺はクリーンに行きたいと思っていますので、リンク先は示しませんが、もし興味のある方は探してみてくださいね。

子供の頃は、バイク形態「マシーン・ザボーガー」が好きでした

今作品の放送開始が1974年なのですが、私は幼少期に再放送で見ていた記憶があります。

当時は、バイクに変形した形態がカッコよくて見ていました。もともと乗り物には興味のなかった私ですが、なぜかザボーガーだけはすごくカッコよく見えたんですよね。

あとロボット形態として私が好きだったのは、放送初期の電人ザボーガーではなく、41話から登場するストロング・ザボーガーですね。

ストロング・ザボーガーというのは、40話から登場する松江健が乗るバイクとマシン・ザボーガーとが合体した形態です。これは結構印象が残ってるんですよね。やっぱり、ちょっと鋭角なデザインが入っているところが子供的にかっこよく見えたんだと思っています。

今見ると「マシーン・ザボーガー」カッコ悪いかも。でも・・

子供の頃あれだけカッコいいと思っていたザボーガーなんですが、正直今見ると造形としては、ちょっと「アレ?」という感じですね(笑)特にオートバイ形態のマシーン・ザボーガーが・・。

この記事を書くにあたり、いろいろと調べいて当然写真とかも見てみたんですが、私が子供の頃に受けていた印象とずいぶんと違うなぁという感じです。

バイク形態が結構「ぷっくり」しているのが、一番のがっかりポイントでしたね。仕方ないかなぁ。

でも、その一方で、ストロングザボーガーのカッコいいと思った印象は、それほど崩れませんでした。

「やっぱりアレはカッコよかったんだな」

とちょっと安心してしまいました。

あとWikipediaにも解説が載っていましたが、当時ブルー・スリーの「燃えよドラゴン」が大ヒットしていたことからザボーガーには空手アクションを取り入れたようです。そのため、今から見ても確かにアクションシーンは結構カッコよく思えますね。

ちなみにΣ団の戦闘員って、普通の服を着てサングラスとヘルメットを身につけているのですが、結構この方がリアリティがあって、空手アクションと組み合わせるとカッコよく見えるんですよね。なにより、パンチやキックが決まった時のハマり方がよりよく表現できているなぁと思いました。

大人になってから振り返ると、ザボーガーの見どころって実はザボーガー以上に大門のアクションシーンだなぁと思います。それに大門はまさに主人公然とした主人公だなと改めて思えました。

この当時は、ある程度しっかりとした大人の主人公が主流だったと思うので、しっかり地に足のついた主人公像がいまの自分から見て「主人公然」とした主人公に見えるのだと思います。

まとめ

1974年に放映された電人ザボーガーについてまとめました。

オートバイ形態のマシーン・ザボーガーを見返して、子供の頃に抱いたカッコよさと、大人になってから感じるカッコ良さってやっぱり結構違いが出るんだなぁとしみじみ思いました。

でもその一方で、ストロング・ザボーガーは子供の頃の印象とそれほど違わず、救われた気になりました。

それと大門のアクションシーンを見返してみて、子供の頃それほど印象には残っていなかったんですが、結構カッコいいなぁと思ってしまいました。なんか、今見る特撮にはない気合の入り方に、アクションの臨場感を感じましたね。

こういう部分で、私は「作品の新しい、古いは作品の良し悪しにはそれほど関係ないかも」と思ってしまいます。

この作品、2011年にあの板尾創路主演で少し話題になりました。良い作品だからこそこういうリバイバルもあり得るのかもしれませんね。(ちなみに、この映画版に関しては、動画配信サービスで配信されていますので、是非チェックしてみてください)

電人ザボーガーは特撮ファンなら一度は見ていただきたい作品だと思います。

私ももう少し復習して更に印象に残るストーリーを発見できたらまた記事にしたいと思います。

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