あしたのジョー第79話感想:突然の最終回にとまどったけど、伝えたいことは伝わったかな・・そう思える回でした(笑)

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第78話ではジョー対カーロス・リベラの試合が始まりました。第1ラウンド序盤はカーロスが優勢だったものの、ジョーは2回のダウンを取られた後、カーロスに強烈な一撃を食らわせダウンを奪ったのでした。

ジョーとカーロス、第1ラウンドの様子からは実力的に拮抗していることが描かれたわけですが、第2ラウンド以降どのような試合展開を見せてくれるのでしょうか?

今回、第79話は、虫プロ版のあしたのジョーの最終回となります。カーロス戦が前回と併せても1話分程度で終わってしまうとは考えにくいのですが、どのような内容で終結を迎えるのか楽しみに見てみたいと思います。

あしたのジョー第79話を視聴した結果をまとめました。

カーロスとの試合後、再び旅立ったジョー

最終回はジョーがカーロスとの試合の後、再びドヤ街を離れ、旅立つという展開でした。

大筋は次の通りです。

  • ジョーとカーロス・リベラは激しい攻防戦を繰り広げる
  • 第2ラウンド終盤で、カーロスはジョーに強烈なアッパーを繰り出し、ジョーに大ダメージを与える
  • それでも立ち会がるジョー
  • 立ち上がったジョーにカーロスが攻撃を入れようとした瞬間にゴングが鳴り、第2ラウンドが終わる
  • ゴングが鳴った直後、ジョーは倒れかけるが、カーロスがジョーを抱えつつジョーに耳打ちをする
  • 第3ラウンドに入り、ジョーとカーロスはリング中央で互いのパンチを避けることもなくひたすら打ちあいを続ける
  • 第3ラウンドのゴングが鳴ってもなお互いに打ちあう2人
  • そうして互いに力尽きリングの上に倒れ込み試合は終了する
  • 死力を尽くして打ちあう二人を見た観客は歓喜する
  • 試合が終わりリングサイドにいた葉子に対し、力石とカーロスという二人のボクサーとの闘うチャンスを与えてくれたとジョーは礼を言う
  • ジョーと葉子がリングの傍らで話す様子を見た段平やドヤ街の住人たちは先にドヤ街へと戻る
  • ジョーを待つ段平たち
  • しかしジョーはジムへは戻らず、再び当てのない旅に出るのであった



ジョーとカーロスの二人は死力を尽くして闘い、力尽きた

ジョーとカーロスは、互いにボクサーとしてではなく、一人の男として互いの強さを認め合いつつも、プライドをかけて闘いぬいたようです。

その結果が、ボクシングのルールを無視した打ちあいだったわけです。

観客はもちろんボクシングの試合を見に来ていたわけですが、死力を尽くして打ちあう二人に感動したからこそ、最後にリングへ駆け寄り歓喜したのだと思います。

葉子はやはりジョーへの特別な感情を抱いていた模様

今回の葉子の様子を見ていても、やはりジョーに対して特別な感情を抱いていたのは確かのようでした。

ただ、恐らく葉子はそんな自分の内なる感情には気が付いていない様子でしたね。

そして、恐らく現代でいうところの恋愛感情という簡単な感情でもなかったのかもしれません。もっと深く複雑な感情が葉子の中にはあったのではないかと予想します。

カーロス戦が終わった後、どうなったのか私ははっきりと覚えていません。

恐らく葉子の感情が徐々に変わっていく様子が描かれていたと思います。

この辺りは「あしたのジョー2」を見返してみて、復習をしたいと考えています( ´艸`)

虫プロ版のあしたのジョーを見て

虫プロ版の「あしたのジョー」の最終回が、これほどの急展開であったとは想像だにしていませんでした。

正直、衝撃でした(笑)

当時、急遽最終回にしなければならない理由があったんでしょうかね?

それにしても、強引にジョーが旅立つという設定に切り替えるとは恐れ入りましたね。

でもジョーならあり得なくはないかなとおも思えましたよ。

「あしたのジョー」を今更ながらに見てみて、思ったのはおおむね次のような感想です。

  • ボクシングのスポ根ものではなく、少年ジョーの成長(青春)物語
  • ドラマとして見ていて、本当に面白い
  • 昭和の情景を思い浮かべることのできる、人情ドラマ

そんなところでしょうか。

実はこれを見るまで私の中には「あしたのジョー」は「スポ根アニメ」・「とにかくボクシングのアニメ」というイメージしかなかったんですよね。

でも全然違いました。

確かにボクシングを題材にしているわけですが、実のところ半分以上はボクシングしていない印象です(笑)

最終回を見てそれが確信に変わりましたよ。

ジョーは青春をかけて、自分が納得のいくまで死力を尽くすことを求めていたのであって、たまたまそれがボクシングだったというだけの話だったわけですよね。

だから、カーロス・リベラとはボクシングのルール無視の殴り合いをしたわけなんですよね。

そう考えるとすーっと納得のいく結末でした。

「あしたのジョー2」で戦うホセ・メンドーサとの試合後の描写にしても同じことが言えるのではないかと思います。

自分の青春を燃やし尽くす、それが「あしたのジョー」の要旨だったように思いました。

今更ながらに「あしたのジョー」を見て本当に良かったです。



まとめ

「あしたのジョー」の最終回、第79話ではジョーとカーロスはボクシングのルールを無視し互いに打ちあい、その死力を尽くしたのでした。

結果的に二人とも倒れたものの、二人だけではなく観客にも感動を与え試合の幕を引いたのでした。

試合後、ジョーはドヤ街には戻らず、再び当てのない旅に出ることで虫プロ版の「あしたのジョー」は完結しました。

恐らくリアルタイムでこの最終回を見ていた人には納得のいかないという人も大勢いただろうなぁと思いながら視聴しました。

さすがに突然すぎる最終回に私も戸惑いを隠せなかったですが、まぁ「あり得ないわけではない最終回だな」と思ってしまいました(笑)

最後が腑に落ちないのはおいておいても、「あしたのジョー」という作品が伝えたい内容は十分に伝わったのではないかと思っています。

今回初めて虫プロ版の「あしたのジョー」を見て本当に良かったと思っています。

これを見て「あしたのジョー2」を見ればより物語を深く理解できるのではないかと考えています。

改めて「あしたのジョー2」を見たくなりましたよ。

本当に見応えのある作品でした。

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