前回はタイバー家の当主ヴィリーが全世界の要人を集めた会場でパラディ島への始祖の巨人奪還作戦を発表するための舞台を準備する様子が描かれました。
その「舞台」の前夜に開かれた晩餐会ではヴィリーが如何に世界の要人たちの間で人望があるのかが描かれましたね。
その一方で、お祭り騒ぎとなったレべリオ収容区ではしゃぐ戦士候補生たちの姿も印象的でした。
そして、前回の最後では何度かに渡り登場してきた隻脚の軍人がライナーと対面します。
彼の正体はエレンでした。
エレンはどのような目的でマーレまで来たのでしょうか?そして何故、ファルコに依頼してまでライナーと話をする機会を持ったのでしょうか?
今回の話の中でその理由がわかるようです。
#64「宣戦布告」を視聴した感想をまとめました。
- 番組名:進撃の巨人 Final Season
- サブタイトル:#64 宣戦布告
- 放送日:2021年1月11日
- 視聴日:2021年1月11日
- 視聴サイト:Amazon Prime Video
#64 宣戦布告 あらすじ
今回はエレンとライナーとの対話を中心にしながら、タイバー家主催の「舞台」の内容が描かれました。
話の要点をまとめると次の3点になります。
- エレンとライナーの対話
- タイバー家主催の「舞台」で、ヴィリーが全世界に向けてパラディ島へ宣戦布告を公表
- 巨人になれるライナー以外の戦士隊は、何者かの策略により舞台会場から遠ざけられ拘束される
この中で物語を知るうえで最も重要な内容は、パラティ島への宣戦布告をする理由付けのために語られた、タイバー家の「舞台」の内容そのものです。
大筋は次のようになります。
- 巨人の力を持っていたエルディア帝国は、世界をその手中に収めていった
- 敵がいなくなったエルディア帝国は同族同士で闘い始めた
- 巨人の力を持つ家同士が戦う巨人大戦が始まった
- これに勝機を見出したマーレ人のヘーロスは、巧みな情報操作によりタイバー家と手を組み巨人同士を同士討ちさせ巨人大戦を終わらせた
- 巨人大戦が終わったのち、フリッツ王をパラティ島へ追いやった
これが全世界の人たちの知るエルディア人の歴史だったのです。
しかし、それは真実ではなかったのです。
エルディア帝国が同族同士で闘い始め、巨人大戦に突入していく中で次のように歴史は動いたのでした。
- これを嘆いた初代フリッツ王は、戦いを終わらせるためにパラディ島に三重の壁を築き、できる限りのエルディア人をその中に匿った
- フリッツ王のお膳立てのもと、マーレとタイバー家は手を組み、フリッツ王をパラディ島に追いやったのは、タイバー家であることにした
つまり、いまの世界に平和があるのは、実はパラディ島に逃げたフリッツ王、その人だったのです。
フリッツ王は自分を悪者にして、タイバー家を持ち上げ、それまでエルディア人に虐げられていたマーレに繁栄をもたらしたというわけです。
ヴィリーはここまでを「舞台演出」で全世界の要人や報道陣に見せ、理解させた後、次の事実を公表しました。それは、
- 平和主義のフリッツ王が持っていた始祖の巨人の力は、いまや王家の者が持っているのではない
- いまはエレン・イェガーというエルディア人が持っている
- そして、エレン・イェガーは全世界を「地ならし」という方法で滅ぼす可能性がある
- そのため、始祖の巨人を取り戻すため、パラディ島へ宣戦布告する
ここで、それまでライナーと話をしていたエレンが巨人化し、今回は終了となりました。
エレンの目的は「戦槌(せんつい)の巨人」の力
話が進むまでエレンの目的はわかりませんでしたが、今回の最後でようやくその目的が分かりましたね。
エレンがライナーと対話をする場面で、なぜあそこまでライナーが怯えていたのか?
それは、この場でエレンが巨人化すればレべリオ区に住む大勢の一般市民が巻き添えになってしまうからです。
そのことをわからせるために、エレンは最初に上を指さして、「自分たちの上には大勢の人が住んでいる」ということをライナーに知らしめたわけですね。
勿論、ライナーはそんなこととは関係なく、散々罪の意識に苛まれてきたわけですが、物静かに話すエレンの一言一言によってじわりじわりと精神的に追い詰められていくライナーの様子がよく伝わってきましたね。
エレンの目的はあくまでも戦槌の巨人みたいです
エレンがライナーと対話していた目的は、ライナーを舞台から引き離すこと。
ジークやピーク、ガリアードもそのために舞台から引き離されたわけです。
そうすると、舞台には戦槌の巨人の力を持つタイバー家しかいなくなり、エレンがその力を奪いやすくなるからです。
エレンは全ての巨人の力を自分のものにすることで、何をしたいのでしょうか?
それは、やはりヴィリーが語っていたように、世界を「地ならし」によって蹂躙(じゅうりん)するためなんでしょうか?
これについては現段階では見えてきません。
ただ、巨人の力を持つ事でパラディ島勢力がマーレに対して有利になることは間違いなさそうです。
ようやく物語が大きく動き始めました
ようやくエレンも登場し、物語が大きく動き始めました。
ただ、いくら進撃の巨人とはいえ、簡単に戦槌の巨人の力を奪えるのでしょうか?
今回のお話の最後の1カットで、タイバー家当主であるヴィリーが進撃の巨人に食われようとする場面が描かれました。
ヴィリーはあのまま食べられてしまうのでしょうか?
というか、ヴィリーが戦槌の巨人の力を持っているとは限りませんよね。
何故かというと、前回ヴィリーはこんなことを言っていましたよね?
「見抜けましたか?一族の誰が戦槌の巨人か?」
そうなんですね。
このセリフをストレートに受け止めれば、「私(ヴィリー)は戦槌の巨人ではない」ということなんです。
だから、ヴィリー以外の誰かが巨人化して進撃の巨人に応戦することは容易に想像がつきますね。
そして、戦槌の巨人との戦いに時間がかかれば、戦士隊のメンバーたちも巨人化して加勢し、進撃の巨人は不利になるはずです。
ですから、そんなに簡単に戦槌の巨人の力をエレンが奪えるとは限りません。
その辺りは次回のお話を楽しみにすることにしましょう♪
物語を動かす主要人物も出そろってきました♪
今回、名前はでませんでしたが、ピークとガリアードを深い穴におびき寄せたスパイのような人物が出てきました。
あの人物は、今後重要な役割を果たすキャラクターになりますので、要チェックですね。
後は前回も登場しましたが、着物を着た女性「キヨミ」。この人物も重要人物の一人となっております。
少しずつ、マーレ編の大きな動きがでてきた「進撃の巨人 The Final Season」次回も楽しみです!
次回は戦槌の巨人と進撃の巨人との戦い!でも、それ以外にも見どころが・・・
次回はいよいよエレンの進撃の巨人と、戦槌の巨人との戦いが見られそうです。
見どころの一つは、戦槌の巨人がタイバー家の誰であるのかという点。
それから、分散された戦士隊の皆がそこに加勢してくるのかどうか。
そして、あと一つは、今回のストーリーの中で少しだけ触れられましたが、ファルコがせっせと手伝っていたエレンの手紙。この手紙を受け取った「仲間」が助けにくるのかどうかという点です。
今回のストーリーの中で、一人は登場しましたね。ピークとガリアードを深い井戸の中に落としたあの兵士です。
この他にも登場するかもしれませんね。
次回の視聴では、その辺りに注目です!
まとめ
「進撃の巨人 The Final Season」の第5話について、あらすじと物語の背景についてまとめてみました。
今回はエレンとライナーとの対話そして、タイバー家の現当主であるヴィリーによるエルディア人の歴史の物語が舞台で再現されました。
エルディア人の歴史の真相が全世界へ向けて公表され、人々が驚く中、とうとうエレンが多数の一般市民のいる広場で巨人化してしまいました。
この場で戦槌の巨人の力を手に入れることが目的だったようです。
次回はエレンの進撃の巨人と戦槌の巨人との戦いの様子が描かれるようです。
次回の視聴も楽しみです。
私は「進撃の巨人 The Final Season」をAmazon Prime Videoで見ています。本記事執筆時点ではまだ無料配信されていますよ。
Amazon Prime Video以外にU-NEXTやhuluでも定額無料配信がされているみたいです。
気になる方はチェックしてみてくださいね。
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