第66話ではジョーがドサ回りの旅へ出発する様子が描かれました。
ドサ回りに身を落とすというネガティブな背景がありながらも、皆に惜しまれて旅立つ様子からは、もはやドヤ街に来る前のジョーではないという雰囲気がひしひしと伝わってきました。
さて今回は、そんなジョーを追いかけて子供たちだけで旅をする様子が描かれる回のようです。メインのストーリーとの関連性があるのか、ないのかはわかりませんが、今後のヒントになる事があればちゃんとチェックしたいと思います(笑)
あしたのジョー第67話を視聴した結果をまとめました。
子供たちがジョーを探してタブする様子を描いた小休止的な回
今回は子供たちがジョーを探し求めて東京から大洗まで旅するという回でした。
大筋の流れは次のような感じです。
- ジョーから段平宛にハガキが届く
- それを郵便配達員から受け取る子供たち
- 文面に書かれた「大洗」という土地名を便りに、金を持たぬまま子供たちはジョーを探す旅にでかける
- 無賃乗車、歩きそしてトロッコと様々な手段を使い、笑いあり・涙ありでどうにか大洗までたどり着く子供たち
- 偶然朝のトレーニングをしているジョーと出くわし、涙の再会を果たす
- 家に帰らぬ子供たちを探すために車で探しに来た西とも合流する
- ジョーと再会のひと時を過ごした子供たちは西の運転する車で東京へと帰っていった
メインストーリーに関係するところはなかったけど、ジョーの人物像を深堀りしたエピソード
今回のエピソードは、メインストーリーには全く関係しないと言ってもいいサイドストーリーでした。
子供の頃にみたら、「全く面白いと思わなかっただろうなぁ」と正直思いました( ´艸`)
でも、今見るとジョーの人物像を深堀するのにはよいエピソードだったのかなと素直に思えました。
プロをやめ、丹下拳闘クラブを飛び出てドサ回りに身を下げたジョーでも、これだけ慕ってくれる子供たち。
確かに東光特等少年院に入っていた時も同じようなエピソードはあったのですが、その時とはまた少し違う雰囲気を感じました。
物語が始まった当初は、どちらかというと「親分」的な立ち位置で子供たちと接していたジョーですが、いつの間にかジョーは成長し、どちらかというと「兄貴」よりも「親」のような存在になっていたのかなぁと感じましたね。
それだけジョーが大人になったということなのかと思います。
今回もザ・昭和な描写満載でした(笑)
子供たちが大洗までジョーを探して冒険をするという、昭和あるあるなエピソードだったわけですが、その内容もなかなかのモノでしたね( ´艸`)
気になったところで行くと次のような感じ。
- 郵便局員への暴行(笑)
- 無賃乗車:入場券1枚(30円)を使って、5人が入場しそのまま乗車、社内で車掌から逃げまくる(笑)
- 夜中、線路上を歩き、危うく列車に轢かれそうになる
細かなところでは、キノコを文字通り袋叩きにするシーンなんかも今なら、いろいろと言われそうだなと思いました。
あと、国鉄をディするセリフもナイスでした(笑)
子供たちが大洗のことを「だいあらう」と読むと勘違いして、駅員に尋ねたところ「聞いたことないな、そんな駅」と答えたところ
「これだから国鉄は赤字なんだ、しっかりしろ!」
とキノコが言ってしまうシーンです。
「国鉄が赤字」というところにリアリティがあっていいですよね(笑)
いまだと相当クレームが入りそうなシーンのオンパレード。勿論、当時でもテレビ局にクレームを入れた人はいたかもしれませんが、今ほどの影響力はなかったでしょう。
そう思うと、この当時は平和だったんだなと思います。
それに、テレビでちょっとおかしなことを言っても周りの大人がその内容を反面教師にして、ちゃんと教えてくれる土壌があったからよかったんでしょうね。
いまは、影響面だけに注目がいって、そういう基盤ありきで議論がなされなさすぎるために、どんどんこういう内容が流せなくなってしまったんだろうなと思いました。
次回はジョーが八百長試合で暴れるみたいです(謎)
次回はいよいよジョーが久しぶりにリングの上で試合をするようです。
しかし、そこには「八百長」という罠が待っているみたいですよ。
恐らく余興としての、ショー然とした試合なので、そういう部分は致し方ないのですが、本気の殴り合いがしたいジョーとしては納得がいくはずはないですよね。
こんな状況に、ジョーはどういう風に対応するのでしょうか?
それにこのエピソードがジョーの今後の進み方へどう影響を与えるのかが、見ものですね。
次回も楽しみです!
まとめ
「あしたのジョー」の第67話では子供たちがジョーから届いたハガキを頼りに大洗までジョーを探して旅する様子が描かれました。
メインストーリーには直接関係しないストーリーで、子供の頃に見ていたら特に面白いとも思わなかったかもしれません。
でも、大人になって見ると、ジョーがどれだけ慕われているのかが良く伝わるエピソードだとしみじみ思えました。
次回は、そんなジョーが久しぶりにリングで試合をする様子が描かれるようです。
しかし、その試合は、八百長試合なのだとか。
プロレスと同じく、あくまでもショーとしての試合なのでしょうけど、ジョーはそれでは満足できないはずなんですよね。
一体どんな事態になるのでしょうか?
ジョーがどんな風に考え、どう行動するのか非常に楽しみです。
次回の視聴も楽しみです。
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