あしたのジョー第4話感想:丈の鑑別所行きの理由に驚いた

アニメ

「あしたのジョー」の第3話で、丈が詐欺師になるというまさかの展開がありました。

丹下段平に言われた練習など全くせず、ドヤ街の中では子供から金を巻き上げ、挙句の果てには白木葉子を利用して全国から寄付金を集めるという徹底ぶり。

ここまでの展開では全くボクシング漫画(アニメ)ではないわけですが、どのように丈はボクシングに打ち込んでいくんでしょうか?

ちょっと心配になってきましたよ。

第4話では、ついに丹下段平がキレるということですが、どういう展開となるでしょう?

丈の目標貯金額は1億円!目的もぶっ飛んでました(笑)

丈が子供たちを連れてきたところ、それは廃墟となった雑居ビルでした。

そこで初めて丈のプラン(というより、野望ですよね?)が公開されるのです。

それは、

「丈パラダイス(謎)」!

その全貌はドヤ街の一大改革プラン。

悪いことではないような気もするのですが、やり方がねぇ( ´艸`)

このプランを実行に移すために、丈は1億円の金を貯めるべく、せっせと詐欺行為を続けているというわけです(笑)

私はあまりにも唐突すぎて、

「矢吹丈ってそういうキャラだったの?」

ってなってしまいました。

「あしたのジョー」の最後しか知らない者にとっては、矢吹丈のボクシングをしている面しか知らないので、物語の冒頭でこういう展開があったとは想像だにしませんでしたよ。

「丈パラダイス」ってこの後、出てきませんよね?

すごいなこの設定。

というわけで子分の子供たちもだんだん巻き込まれていくのでした。

白木葉子がキレ、警察に通報

前回、矢吹丈を紹介した新聞社の担当記者から、「矢吹丈はとんでもない不良少年」「子供たちも孤児ではない」と相談(というか報告?)が白木葉子の元へ入ります。

そりゃそうですよね。

葉子としても自分が丈を新聞社へ紹介した手前、責任を取らざるを得ないというわけで、「矢吹丈に謝罪文を書かせる」と記者に告げるのでした。

そして偶然にもある店で丈と出くわす葉子は、いきなり丈に平手打ちを!

さすがの丈も葉子には手を挙げませんでしたが、逆切れでしたね。

当然、丈は謝罪も何もせず、怒鳴るばかり。

葉子が丈を警察に通報すれば、自分(葉子)自身の面子が潰れると考えた丈は、かなり強気です。

しかし、葉子は丈が考えている以上に強い女性だったんですねぇ。

丈と別れてすぐに警察署へ行き通報してしまいます。

それはそうですよね。

面子がどうのこうの言っている場合ではないですから。このままこの問題児を野放しにしていたら、大変なことになると判断したんでしょう。勿論、かなりご立腹だったことは言うまでもありませんが(^^ゞ

でもこのエピソードから白木葉子という女性がただのお嬢さんではないという一面が見て取れますよね。慈善活動も自分の強い思いからしているのでしょう。

逆に考えると、こんな女性がどういう経緯で力石徹に近づいていくのでしょうか?

まだわかりませんが、かなり興味が出てきました。

確か力石徹も鑑別所に入れられていたはずですよね?その部分だけは私も知っています。

しかし、そうなってしまった経緯を知らないんです。

丈以上に、葉子と力石の関係が気になり始めてしまいましたよ(*ノωノ)

丹下段平もキレ、丈をノックアウト!

白木葉子だけではなく、丹下段平も丈にキレてしまいました。

そりゃぁ、そうですよね。

これでキレない方がおかしいです。

でも今の時代だったら、キレることもしないかもですね。そのまま無視って感じでしょうか?

少なくとも、キレて丈をぶちのめすようなことはしないでしょうね。

丹下段平って、実は結構強かったんですね。丈を完膚なきまでボコボコにしちゃいましたよ。

確かに丈は強くて、スタミナも素早さもあるんでしょうが、パンチが入れば段平の方が強かったということでしょう。

結果的に、気を失うまで殴られた丈は、段平の手によって警察に引き渡されます。

「この馬鹿野郎はなぁ、今鑑別所に送られるのが一番幸せなんだ」

という言葉が印象的でした。

これって、親が不良息子に言うセリフそのままですよね。

そうなんです。

丹下段平は丈のことをボクシングで成功するための駒としか見ていないのかなと、私は思っていました。少なくとも前回までは。

「駒」という言い方は極端かもしれませんが、少なくともキレイな言い方をすれば「ビジネスパートナー」として見ているのかと思っていたんです。

でも、今回の段平のキレっぷりとかセリフ、そして最後の叫び声

「返せ!丈を!」(←これ自分で丈を引き渡した段平のセリフね(^^ゞ)

この一連の演出から、段平の中では丈がかけがえのない存在になっていることがよくわかりました。

まさに親子の関係に近いモノだなと思いました。

冷静に考えると、たった4話でここまでの関係性を築いたというのは、ちょっと強引な印象も拭えないのですが、それだけ段平は丈に惚れ込んでいるという表現なのだとすれば、納得です。

まとめ

「あしたのジョー」の第4話で、丈は世間から詐欺師として敵視され、葉子にも見下げられ、そして段平にはボコボコにされ気を失う始末。

今回の話で「現在の丈は心も体もまだまだ成長途中」、それがよく分かりました。

いまの丈が本当はどんな考えをもってドヤ街に「丈パラダイス」を築こうとしたのか、これまでどういう暮らしをしてきて、世間に対してどういう考えを持っているのかなどなど、丈の掘り下げについては今後のストーリーの中で語られていくのだろうと、いまから楽しみです。

次回は、とうとう鑑別所にてボクシングの練習を開始する回のようです。

あの名台詞は出るのでしょうか?いまから楽しみです。

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