前回の最後の最後というところで、サラ~っと旋風についての暴露がありました。
なんと、天晴と風花の父、旋風の「忍者としての力」は十六夜九衛門によって奪われたのだそうです。
突然のことで言葉もでないニンニンジャー達・・。
予告を見る限り、忍びの29ではその詳細が語られるようですが、あまりに突然の展開でこの先が全く読めなくなってしまいました。
あれこれ詮索することは後にしてまずは忍びの29を見ることにしましょう。
旋風は十六夜九衛門から忍タリティを奪われていた
前回の最後のシーンで、好天から話された事実、それは
「旋風の忍者としての力は、十六夜九衛門によって奪われた」
ということでした。
忍びの29でも始まりそうそう、その詳細について語られました。
九衛門は、旋風の忍タリティを奪い、更には記憶さえも奪っていたのでした。だから旋風は、何も覚えておらず「突然、忍術が使えなくなった」と言っていたわけです。
好天はその事実を知っていたわけですが、それを旋風に教えることはできなかったのです。
その理由は、そうなる原因を作った張本人が好天自身だったからでした。
もちろん、それは好天がそう思い込んでいる・・・というパターンで、本当に悪いのは九衛門なんだとは思うんですけどね。
今回のストーリーでは十六夜流忍者イッカクサイが登場。晦正影の知恵を借り、「あがり」のない「人生すごろく」を使って子供たちの恐れの力を集めるという事件が発生します。
イッカクサイの作り出した「人生すごろく」では、ある程度進むと
「力を失い 夢を絶たれ 絶望を知る」→「永遠に休み」
という「ます」にたどり着き、先にも後にも行けなくなってしまいます。
子供たちは皆この「ます」にたどり着き、恐怖し、「恐れの力」が集められるという作戦ですね。
しかし途中で、八雲はこの「人生すごろく」が旋風の記憶でできていることに気が付きます。機転を利かせ一度「人生すごろく」の外へ脱出。旋風を連れて再びイッカクサイの「人生すごろく」に臨みます。
そこで旋風が目にしたものは、まさに自分の過去の記憶だったわけです。そうして、徐々に自分の失ったはずの記憶を思い出し、とうとう九衛門によって忍タリティを奪われる瞬間も思い出し、「絶望のます」へ入り込んでしまうのでした。
でもここで旋風が、忍タリティと記憶を奪われた時、自分自身が過ちを犯していた事に気が付くんです。
「天才忍者が現れ、じいさんに忍者に向いていないと言われ、すぐ・・・ラストニンジャの夢を諦めた。
だけど、ライバルが現れようが、じいさんに何と言われようが、そんなもん、諦めちゃいけなかったんだ」
そうして次のように皆にいうシーンにグッときましたよ。(ここのシーンは是非見ていない方にはちゃんとした動画で見てもらいたい!それくらい良かった。)
「夢なんて、最初っから真っ暗で見えないんだ。だから自分で切り開くしかないじゃないか。」
この言葉に「諦めない心」を取り戻したニンニンジャー達は忍術を使い「絶望」を照らす光の道を作り出し、すごろくの外に脱出成功!
あとは、粛々とイッカクサイを倒し、一件落着ということでございました。
記憶を取り戻した旋風は、好天とすれ違う際にばつが悪そうにしていたのですが、逆に好天の方から
「わしがお前の道を閉ざしてしまったのも同然じゃった・・・すまんかったな」
と謝り、長年のわだかまりが解けて親子の絆が一段と深まるのでした。
ニンニンジャー達の新たな目標も定まり、新キャラも登場する予感?
今回の一件で、ニンニンジャー達の新たな目標が一つ作られましたね。
それは「十六夜九衛門と倒し、旋風の奪われた力を取り戻す」ということ。
本当にそんなことができるのかどうかは別にして、彼らが闘う明確な目的が設定されたわけです。
これまでは漠然と人々を苦しめる妖怪を倒すということで、ある意味妖怪が現れたら闘うという受け身の姿勢でしたが、この新しい目標が設定されたことで、より積極的に敵を打倒する明確な理由ができたことになりますね。
この展開に関連するかのように新キャラ(?)の「キキョウ」が登場。どうやらくノ一のようですが、天晴とは顔見知りのようですね。どういう関係なのでしょうか?また、レギュラー出演するんでしょうか?
気になります。
今回のストーリーはいまのところニンニンジャーの中で一番良かったなぁ
今回のストーリー「忍びの29 忍者すごろく決定版!」は、いままでのニンニンジャーの中で私としては一番良かったです。
こういう話、大好きなんですよね。
ニンニンジャー全体のストーリーがまだ見えていないので手放しで感動はできないのかもしれません。
しかし、「夢と絶望」そして、「絶望から、新たな光を見出し、前に進む」とういテーマってやっぱり子供向け番組の王道的なテーマの一つだと思います。
それに大人になってからこういうテーマの話を見ると、人それぞれの人生の中で、このような物語に重ねることができる経験をしている分、子供が見て感じるより、より一層感情移入できてしまうんですよね。
今回の物語の場合、役者の力もあってか、本当に感動しましよ。
矢柴俊博じゃないと「絶望のます」のシーンであれだけの空気感は出せないなぁと思いました。最後の親子二人のシーンも笹野高史との二人だったからこそという感じでしたよ。
今回の話、もしかしたらスーパー戦隊シリーズの中でも私にとっては屈指のお気に入りストーリーかも。
本当に良かったです。
なんだか、メインストーリーとは別の意味で、旋風活躍回を期待してしまう自分がいますよ。
何はともあれ次回も楽しみです。
まとめ
忍びの29では旋風の過去が明らかになりました。
九衛門は旋風の忍タリティと記憶を奪っていたのです。しかし、今回の事件を通して旋風は自分に何が起きていたのかを知ることになるのでした。
↑では書かなかったのですが、一点気になることがあります。今回の十六夜流忍者イッカクサイですが、なんで旋風の記憶をそのまま使ったんでしょうかね?その意味あったのかな?何かこの後のストーリーに関連するのでしょうか?ちょっと気になります。
その辺の話は横に置いておいて、次回は新キャラ「キキョウ」が正式に登場、天晴との関係性なども明らかになるみたいです。
なんか、ここ数話で急展開という感じですね。
次回も楽しみです。
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気になる方はチェックしてみてくださいね。
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