第19話ではとうとう丈と青山との試合が始まりました。
序盤から一方的に殴られ続ける丈。青山に全く歯が立たない状況が続きます。
丹下段平からの「無視」が続き精神的に追い詰められている丈は、負けを意識せざるを得ない状態に陥ります。
果たして丈は青山に勝利することができるのでしょうか?
あしたのジョー第20話を視聴した結果をまとめました。
丈が青山との戦いで得たものとは?
青山との対戦で一方的にパンチを浴びせられる丈。
なんとか第3ラウンドまで持ち越すことができたわけですが、ピンチには変わりありません。
西から
「丈、基本はどないしたんや?
あの鋭い左ジャブや右ストレートを忘れてしもうたんかいな?」
と基本に立ち返るよう促されます。
その場では素直に首を縦に振らなかった丈ですが、第3ラウンドが始まるや、明日のためにその1「ジャブ」そして明日のためにその2「右ストレート」を打ち始めます。
今はこれしかねぇ
と何としてでも勝利にしがみつこうとする丈の執念が垣間見えたシーン。
しかし、そんな丈の気持ちとは裏腹に青山には一向に攻撃が入りません。
そして打たれ続ける丈。
またしてもダウンし、カウントを取られるわけですが、丈は再び立ち上がります。
ダウンを取られている数秒の間に、丈は「夢」の中で自分の本心と対話し、そして勝ちたいという自分の思いに素直になることを決意するのでした。
立ち上がった丈は顔や急所を打たれない構えをしたうえ、第1ラウンドから見てきた青山の防御方法を実践。
青山からの攻撃をかわし続けます。
そしてスキをついて、青山に攻撃を仕掛ける丈。
形勢は完全に逆転し、丈の攻撃の前に倒れる青山なのでした。
丈の勝利で終わった試合の後、丈と青山を呼び出す丹下段平は、二人に土下座と涙で謝罪。
全ては丈に防御を教えるための芝居であったこと、青山を利用したことを告白したわけです。
ボクシングを始める者は、鼻っ柱が強い者が多く攻撃技術はすぐに覚えるが、防御については覚えが悪い、丈もまたその典型であると段平は考えていたのです。
そのため、気が弱い青山なら防御を教えやすいと判断した段平は青山に防御技術を教え込んだのでした。
そんな青山と丈を対戦させることで、丈に防御の大切さを教えようと思ったわけです。
しかし、丈はその青山との試合を通して防御技術を身につけ、見事勝利したのです。
今回丈が自ら身につけた防御の技術、カバーリング、フットワーク、スエーバックこそが「明日のためにその5」~「明日のためにその7」だったというわけです。
段平からの謝罪と告白を聞いた丈は自分の単純さを反省、青山に対して恨んでいたことも謝り、段平の期待に応えるべく強くなることを誓うのでした。
半分は予想通り。でももう半分は想定外の展開でした。
段平がずっと丈を「無視」し続けていたことが、丈を鍛えるためであることはわかっていました。
また、青山に教えたことが丈の新たな学びにつながるのかなぁとは思っていましたが、それが防御技術だったとは!
私的には想定外でしたよ。
それ以上に、ストーリー展開がさすがだと思いました( ´艸`)
第2ラウンド後の西との会話をきっかけに「基本」に立ち戻るシーンあたりから、かなり熱くなりましたね!
マジで。
慢心を捨てた丈がものすごくカッコよく感じられました。
そうして、そこからの流れで防御に徹し始めたシーンが最高。
この段階で丈の勝利確定でしたね。
今回のストーリーは白木幹之介(←白木葉子の祖父)が話していたように、丈が「謙虚さ」を学び人として一歩成長した重要な話だったと思います。
誰にも頼らず腕力だけで生きてきた丈のような流れ者が、初めて自分に素直になり、勝つために見栄も恥も慢心も全て捨てて防御という謙虚さに徹したわけです。
それによって丈は勝利をつかむことができたわけです。
今回は単に新しい技を習得したということではなく、丈の心の成長があった点に大注目の回でした。
そして、その点については全くの予想外で物語として見ごたえがありましたよ。
スポコン系の漫画・アニメでここまで「技術の向上」と「人としての成長」をうまく織り交ぜながら描けた作品って私は他に知らないかも。
少なくとも、いま挙げろと言われても思いつきませんね。
社会現象にもなったと言われる「あしたのジョー」の面白さを痛感しました。
次回は、丈と力石との再戦・・なのでしょうか?
丈は鬼門と思われた青山にも勝利し、いよいよ力石との再戦が実現しそうです・・・。
と思っていたら、予告を見てひっくり返りました。
力石の少年院からの出所が唐突に決まったみたいです(笑)
それに伴って、出所前に対抗試合とは別(?)に丈と力石との試合が行われるみたいですよ。
流れがいまいちわかりませんが、次回を見る他なさそうですね( ´艸`)
いずれにしても、試合が行われるのであれば、決着はつくのでしょうから、大注目です!
次回の展開が楽しみです。
まとめ
「あしたのジョー」の第20話では、丈が勝利への執念から青山の攻撃に対し防御技術を実践し、見事勝利することができました。
試合後、丹下段平は丈を突き放した理由を話し、丈と青山に謝罪し、3人のわだかまりはなくなるのでした。
そして、丈は今回の一件を通じて人間として一歩成長し、段平の期待に応えられるようもっと強くなることを誓うのでした。
次は唐突に力石との試合が行われることになるそうです。
力石が少年院を出所するからみたいですけど、どういう経緯でこうなるのでしょうか?
気になります!
次回の視聴が楽しみです!
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