第50話はジョーと力石両者「ノーガード戦法」の状態からジョーが攻撃を仕掛け、力石のアッパーが見事ジョーに炸裂しダウンしたところで終わりました。
ダウンしたジョーを見ながら心の中で「終わった・・全て・・」とつぶやく力石がとても印象的でした。
今回、ジョーは立ち上がることができるのでしょうか？仮に立ち上がったとしても力石に反撃できるだけの余力はなさそうです。どのような展開となるのでしょうか？
予告で結論の全てが語られていたわけですが、どのような経緯でそうなるのか、じっくり見てみたいと思います。
あしたのジョー第51話を視聴した結果をまとめました。
力石は勝利を手にした一方、命を失った・・・
今回は長かったジョー対力石の試合に決着がつき、力石が帰らぬ人となった前後が描かれることになりました。。
大筋の流れは次のような感じです。
- 力石のアッパーを受け、ダウンするジョー
- 必死に立ち上がろうとするが、10カウントを取られ、ジョーの負けが決まる
- 試合後、自身の負けを認め力石に握手を求めようと手をさし出すジョー
- 力石もこれに応え握手をしようと手を差し出すものの、ジョー握手を交わすことができずそのままリングの上に倒れる
- 医者や関係者が力石の様子を看る中、ジョーと段平そして西は控室に戻る
- 控室でジョーが着替えをしていると、記者団が入ってきて力石が死んだことを段平に告げる
- 力石の訃報を聞いたジョーは叫び、段平は西とともに慌てて医務室に駆け込む
- 白木ボクシングクラブの皆に詫びを入れる段平
- これに対し、力石の死はあくまでも「事故」だと諭す、白木幹之助
- そこへジョーが入ってくる
- ジョーは力石の顔を打ち覆いを取り確認する
- 葉子はジョーの取った打ち覆いを再び力石の顔に被せ、力石の減量を止められなかった自分を責め始める
- 白木幹之助は葉子を慰め、ジョー、段平そして西の3人に部屋を出て行ってもらい、自分たちだけにしてもらいたいと言うのであった
- ジョーは、部屋を出る前にもう一度だけ力石の顔が見たいと言い、打ち覆いを取り力石の顔を見つめ続けるのであった
結論はわかっていたものの、見応え充分な回でした
今回のストーリーは、説明の必要がないくらい有名なエピソードでしたね。
でも実は私はこの回をちゃんと見るのは初めてでした。
内容はわかっていても、きちんと見ると非常に見応えがありましたよ。
それは単に初見だからという問題ではなく、この回の演出とか作画がかなり気合の入った内容になっていたからなんだと思います。
「当時のテレビシリーズでここまでの作画にできるだん！」
って本気で思ってしまいました。
本当に日本のアニメが好きな人には是非一度は見てもらいたいくらいのクオリティでしたよ。
単純に丁寧でキレイな絵なら、いくらでも作れそうな気がするのですが、漫画チックなテイストを出した絵が秀逸でした。漫画のタッチを持ちつつ、アニメ独特の光沢感も同時に表現していて見ていて「あしたのジョー」の世界に引き込まれる仕上がりになっていました。
同時に、この仕上がりだったからこそジョーの感情がセリフやジョーの所作以外の部分で見事に表現できていたようにも思えます。
この後ジョーにどんな心境の変化が起こるのかが見どころになってきそうです
そのジョーの感情ですが、「衝撃」という言葉がぴったりなくらいの驚き様でしたね。
力石の訃報を告げた記者の話からすると、彼の死因は大きく3つ。
- 減量による衰弱
- 第6ラウンドに力石のテンプルに与えたジョーの放った一撃
- ロープで後頭部を強打したことによる脳内出血
ジョー自身が力石の死に関わっているということも、「衝撃」の要因の一つと言えますね。
さっきまで自分と死闘を繰り広げていた相手が死んだことで、その「衝撃」・「驚き」が何倍にもなってジョーを襲ったということです。
しかも、これウルフ金串に続いての出来事ですからね。（恐らく、力石の訃報を聞いた時点ではウルフ金串については考えてはいなかったと思いますが・・・）
こんな状況下で、ジョーに心境の変化が起こらないはずがありません。
それが、医務室に送れて入ってきた瞬間と、死んだ力石の顔を見て、葉子や幹之助の話を聞いた後でのジョーの表情に表現されていたのではないかと思います。
そして、アレだけ破天荒な性格だったジョーが医務室を出る直前で
「もう一度・・・もう一度、力石君の顔を・・・いいだろ？お嬢さん・・・」
というセリフを言ったシーンにジョーの心境の変化の結果がギュッと凝縮されているような気がします。
この心境の変化が次回以降にどのように反映されていくのか？
次回の視聴が楽しみです。
次回はどうるんでしょう？予告ではどんな内容になるのか見当もつきません・・
次回のエピソードですが、予告ではどのような内容になるのか皆目見当もつかない・・という感じです。
前項に書いたようにジョーに確実な心境の変化があったのは間違いありません。
その心境の変化がジョーのトレーニングやボクシングへの集中力にどう影響するのかが問題になるはずです。普通に考えればトレーニングに集中できるわけがないでしょうけどね。それをジョーはどういう風に克服するんでしょうか？
また、段平や西それにドヤ街の皆はどうやってジョーを励ますのでしょうか？
いろいろと気にはなりますね。
次回も視聴が楽しみです。
まとめ
「あしたのジョー」の第51話は力石が試合に勝利した後、リングの上で倒れそのまま帰らぬ人となるというあの有名な回となりました。
ただのケンカ相手だった力石が自分のために地獄のような減量を乗り越え、ここまでの試合ができたわけです。これに対してジョーは心から満足しているという様子がよくわかりました。
しかし、その力石が帰らぬ人となったことで、ジョーには何らかの心境の変化が起きるのではないかと予想します。
ライバルがいなくなったジョーは、一体どんな状態になってしまうのでしょうか？ジョーの様子が気になります。
次回も見逃せない回となりそうです。楽しみです。
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