第45話では力石のアッパーカットを打ち破るべくジョーがノーガード戦法を極めようと段平と西の2人を一度に相手するという凄まじい特訓をする様子が描かれました。
この特訓を通して、「ノーガード戦法」の体制でアッパーカットを紙一重でかわしつつ、時折放たれるであろうストレートを見極めクロスカウンターを打つための「コツ」をジョーは掴んだようです。
これにより、ジョーは力石に対する内なる「恐怖心」に打ち勝つことができたのかどうかはまだわかりませんが、それは試合当日までのお楽しみということにしておきたいと思います。
さて、今回は力石に焦点が当てられた回のようです。
力石は減量のために水を断っているわけですが、どうやらそれに耐え切れず狂ってしまうみたいですよ。これにより力石は自分に負け、水を飲んでしまうのでしょうか？
また、白木葉子や力石の周りの者たちはどのように対応するのでしょうか？
あしたのジョー第46話を視聴した結果をまとめました。
なんとなく白木葉子目線での力石が描かれたような回
今回は白木葉子から見た力石が描かれたような回でした。
相変わらず減量のために水を飲まず特訓に励む力石。
白木ボクシングクラブで嘱託している医師から見ても、今の力石はかなり危ない状態になっているようです。
そんな力石はトレーニングが終われば、ジムの地下にある倉庫へと戻り、必死に減量と戦う毎日を送っているわけです。その姿はまるでゾンビか何かのようなおどろおどろしい状態に。
そんな力石はとうとう喉の渇きに耐えかねて施錠されたドアをこじ開け、「減量は止めだ！」と叫び、水を求めてジムの部屋を回るわけですが、葉子の指示によりあらゆる水道の蛇口は針金で水が出せないようにされていたのです。
そんな力石の背後から葉子が現れ、涙を流しながらコップ一杯の「白湯」を力石に差し出すのでした。
「あなたがほんの少しでも人間らしい弱さを持っていてくれたということを、とても・・・とても嬉しいの」
葉子のこの言葉を聞いた力石は、
「お嬢さん・・・そのお気持ちだけ、ありがたく飲ませていただきます・・・」
といい、コップの中の白湯を床に捨ててしまいます。そして、
「キザな言い方かもしれませんが、この力石徹、お嬢さんのその涙を見て、決意が更に固まりました」
といい、地価の倉庫に戻っていくのでした。
葉子の目には、減量中の力石は「化け物」か何かにしか見えていなかったみたいです
今回のストーリーは、葉子の目から見た力石の様子が描かれたのではないかなと思いました。
物語の中では新聞記者が力石を取材していて、彼らの目からも力石がおどろおどろしい化け物に見えていたようです。
そして記者が「このジムがきちがい病院に見えてきた」という表現をしていましたが、まさに葉子にもそういうように力石が見えていたのではないでしょうか？
ただ、葉子には「力石に対するある種の『感情』」があって、ドライブに誘い、少しでも普通の力石に戻ってもらおうとしたわけですが、叶わず。
しかし、力石が発狂し水を求めてさまよう姿を見たことで、葉子はある意味での安心をして涙を流したのですが、この涙をきっかけに力石の表情というか「目」が、以前の力石の目に戻ったわけです。
力石の決意が本物になったことで、ただ減量に苦しむ力石から、元のジョーとの決着にこだわりを持っていた力石に戻ったわけです。
この部分が非常に重要で、「（ただ減量に苦しむ）化け物」から「力石」に戻ったことが見事に表現されていましたし、葉子の目にもきっとこのように見えていたのではないでしょうか？
葉子の涙が力石を更に強くしちゃったようです( ´艸｀)
葉子の涙のおかげで「化け物」から「元の力石」に戻れた力石。
これって、本来の力石の強さを発揮できる状態に戻っちゃったってことですよね。
そうなんです。
葉子の涙が、力石を更に強くしちゃったということなんですよ。これ。
葉子の涙の理由については、諸説あるんだと思うのですが、やっぱりある種の「恋愛的な愛情」だったんだろうなと私は思います。
そして、力石にもその気持ちがあったからこそ、去り際に涙につながったのではないかと思えるんです。
ただ、力石にとっては葉子との愛情よりも、ジョーとの「（ある種の）友情」の方がウェイトが重かったということなんでしょう。
また、「去り際の涙」の理由のもう一つは、自分を待っている運命を予感していたのかもしれませんね。
この葉子と力石との関係って、やっぱり昭和の純愛的な要素なのかなと思いながら見ていましたよ。
ジョーと紀子との間の関係性もある意味昭和的な純愛だったのかもしれませんが、それよりももう少し大人な純愛ですよね( ´艸｀)
何はともあれ、今回は葉子が力石の強さを支えるキーパーソンであることが明確に示された回となりました。
ジョーとの試合を通じて、葉子がどのように絡んでくるのかが楽しみなところですね。
次回はトレーニングを終えた二人の様子が描かれるようです
次回はトレーニングを終えたジョーと力石の様子が描かれるようです。
ジョーについては、いつもどおりで特別変わったことはないようです（笑）
ただ力石については、計量があるのですが、果たして無事計量をクリアすることはできるのでしょうか？
予告の映像を見る限り、ジョーと力石の二人が握手をするシーンがあるようですが、どのような会話を交わすのでしょうか？
その内容が気になりますね。
またこの様子を見ている周囲の反応も気になるところです。
今回の話を見ていて、葉子の行動や言動が少し気になるようになりましたよ( ´艸｀)
やっぱり葉子はただのお飾りヒロインではなく、重要なキーパーソンの一人だったんだと認識できたので。
何はともあれ次回も楽しみです♪
まとめ
「あしたのジョー」の第46話では白木葉子の目から見た力石の様子が描かれました。
減量のためにかなり危険な状態にまで衰弱していた力石が、とうとう喉の渇きに耐えかね、外から鍵の掛けられた倉庫から抜け出てしまいます。
そんな力石に葉子は涙を流しながら白湯を差し出すわけですが、力石は白湯を飲みませんでした。
それどころか、葉子の涙を見てジョーとの試合へ向けた決意を更に固めるのでした。
葉子の目には減量のために痩せこけ、ボクシング以外のことに関心も見せない力石は化け物か何かにしか見えていなかったようです。しかし、白湯を断り決意を更に固めた力石は本来の彼に戻ったように見えたのではないでしょうか？
そんな一話でした。
今回の話は、ジョーとの試合の決着に対しては非常に重要な意味を持つ内容だったといえるのかもしれませんね。
次回はトレーニングを終えたジョーと力石の試合前の様子が描かれるようです。
力石は無事計量をクリアすることができるのでしょうか？
次回の視聴も楽しみです♪
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