レザリオンは、30年近く時代を先取りしていたのかも?

アニメ

1984年に放送された東映のロボットアニメ「ビデオ戦士レザリオン」についてまとめた記事です。

子供の頃にこのレザリオンを見ていましたが、ワイヤーフレームの映像が鮮明に焼き付いています。

記事を書くにあたり、第1話を復習し時代を先取りしてたのかもしれないなぁと思いました。

どのような部分が先進的だったのか、記事にまとめました。

レザリオンの印象はワイヤーフレーム!そして未来のテクノロジーを感じていました

ビデオ戦士レザリオンとは

「ビデオ戦士レザリオン」は1984年にTBSで放映された東映のロボットアニメです。全45話放送されました。

物語は月面で軍を組織したゴッドハイド博士が地球に対して反乱を起こすところから始まります。

反乱開始と時を同じくして、地球ではブルーハイム博士とシルベスタ将軍が指揮する地球連邦軍が「物質伝送装置」を使いアメリカから日本へ飛行機を伝送する実験を行おうとしていました。

一方日本にいた主人公の香取敬(たかし)はアメリカにいるデビッドとビデオゲームの通信対戦をしていました。ビデオゲームの中で敬は自分で作ったロボットのプログラムを走らせもう少しでデビッドに勝とうとしていた矢先、強い光と共にロボットがゲームの中から消失するのです。

同時に物質伝送装置で伝送しようとしていた飛行機も消失します。

反乱の余波を受けて、ミサイルが物質伝送装置の実験場に直撃したことが原因で、物質伝送装置とビデオゲームの通信が混線したのです。

結果的に、飛行機はビデオゲームの中に消え、ゲームの中の敬のロボットは実験場に実体化して現れます。

地球連邦軍は調査をし、ロボットの出所が敬であることを突き止め、実験場まで敬を連行します。そこで、敬は実体化した自分のロボットを目の当たりにするのです。

そんな折、反乱軍による攻撃の情報を受け、敬は自身の作ったロボットを操り反乱軍のロボットを撃破するのでした。

こうして、敬はブルーハイム博士とシルベスタ将軍に認められ特殊部隊シークレットフォースへの入隊を言い渡され、戦いに巻き込まれていくのでした。

レザリオンのワイヤーフレームが鮮明に焼き付いている作品(笑)

レザリオンのストーリーって全く覚えていませんでした(笑)

でも映像は鮮明に覚えているんですね。あのワイヤーフレーム。当時のコンピュータのイメージって「アレ」だったんです。

子供ながらにものすごく近未来感を感じていましたよ。まじめに。

でも逆にあの映像が本当に鮮明に残っていたおかげで、コンピュータとかCGとかに対する抵抗感が不思議となくなった気がしています。

もっというと、空間の認識イメージがアレで形作られた気もしていますね。私にとってはまさにレザリオンの映像イメージのおかげで高校以上の理科系の科目が得意になれたといっても過言ではありません。それくらいインパクトが強かったんですね。

あの映像表現って、当時としては2次元のアニメをどのように3次元的に表現しリアリズムを追求できるのかという問いに対する答えの一つだったんだろうなと思います。

レザリオンではストーリー中の主要表現としてワイヤーフレームのシーンが使われているわけですが、当時の他のアニメの中でも採用されたシーンの数に多い少ないはあったにしろ、わりと見かけた表現だったと思うからです。

当時、私のような子供だけではなく、多くのアニメ視聴者が

未来=コンピュータ=テクノロジー

という方程式を信じてやまなかった時代だったんじゃないかなと思います。そうなんです。だから、私のレザリオンに対する印象は、まさにテクノロジーであり、未来だったということになるのかもしれません。

30年近く時代を先取りしたレザリオンのコンセプトにびっくり!?

今回記事を執筆するにあたり作品の第1話を見直してみました。

この作品「(作品の作り方が)本当に35年前の作品だなぁ」と思ったのと同時に、レザリオンのコンセプトって、時代をちょっと先取りしすぎたのかもしれないなぁ、なんて思いながら視聴しました。

正直、物語の展開は当時のロボットアニメあるあるのかなり強引な路線で、穴というかツッコミどころは満載なんです。でも、そんな枝葉末節なところではなく、コンセプトは子供アニメとして考えると結構面白いですし、今の時代に焼き直してリアルロボット路線的にアレンジしたら結構普通に楽しめる作品になるんじゃないかなと思いました。(これは真面目に)

もちろん、相当の焼き直しは必要になりますけどね(笑)

逆に考えると

「最近製作されたアニメの中に、レザリオンと同じようなコンセプトの作品があるんじゃないかなぁ」

とも思ってしまいました。最近ではめっきり新作のアニメを見なくなってしまったので知らないだけかもしれません。

そういう意味では温故知新とまでは言えないかもしれませんが、昔のアニメも思い出してみると結構気づきがあるといえるのかもしれませんね。

繰り返しになりますがレザリオンのストーリーは全く覚えておらず、第1話をみても

「こんな話だったんだ」

って感じでした。チャンスがあれば、続きを確認しておきたいなと思っています。

なお本記事執筆時点で、「ビデオ戦士レザリオン」は東映アニメオンデマンドとAmazon Prime Videoで動画配信されています。

東映アニメオンデマンドでは、第1話を無料で視聴できますよ。気になる方は、チェックしてみてください。東映アニメオンデマンドの中のレザリオンのページへのリンクは以下に張っておきますね。

サービス終了のお知らせ | 東映アニメオンデマンド
この度、『東映アニメオンデマンド』は、誠に勝手ながら2021年07月26日(月) をもちまして、サービスを終了させていただくこととなりました。

まとめ

この記事では1984年に放送された「ビデオ戦士レザリオン」について、子供の頃の印象や今回改めて調べたり作品を見直して分かったことをまとめました。

子供の頃は作中で表現されている「ワイヤーフレーム」やそれが描かれるシーンが非常に強く印象に残りました。それは、あの映像を見ることで子供ながらに未来そしてテクノロジーを想像していたからなんだと思います。

いまレザリオンを見てみると、子供の頃の印象のとおり「(作品コンセプトは)30年は時代を先取りしていたのかもしれないな」と思える内容でした。

あり得ない話かもしれませんが、この作品を今現在の知識や時代背景をベースにリメイクしたら、結構面白い作品ができるんじゃないかなと思ってしまいました。

機会があれば第2話以降もチェックして、また記事にしてみたいと思っています。



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