第20話では青山から防戦一方だった丈が、勝利するために何が必要なのかを悟り、我流の防御テクニックを実践することで見事青山に勝つことができました。
丈が勝利した後、丹下段平は丈と青山に一連の行動について詫びるのでした。
段平の意図を知った丈は、自分の単純さを反省するとともに、段平に対し期待に応えられるようさらに強くなることを誓うのでした。
青山に勝利した丈の次の対戦相手は、宿敵力石・・のはずでしたが、予告によるとそうはならないようです。
どのような展開となるのでしょうか?
あしたのジョー第21話を視聴した結果をまとめました。
唐突に力石が退院することが決定!
今回の物語の序盤では、泪橋で丈のことが気がかりな子供たちの様子が流れ、それに続いて丹下段平のもとボクシングのトレーニングに励む丈の姿が描かれました。
そこへ白木のお嬢さんを乗せたヘリコプターが少年院に到着。
これを見た段平が
「ちょっくら挨拶してくる」
といい、丈が一人になったところで、唐突に力石が丈の前に現れます。
そして唐突に
- 来週の試合はできない
- 今ここでお前と決着をつけたい
と言い始めるわけです。
あっけにとられる丈。
なし崩し的に、その場で試合(?)というよりは決闘を始める2人でしたが、偶然通りかかった教官に見つかったために、一時試合を中断。
誰にも見つからないような場所で試合を再開するのでした。
しばらくたった後で、先ほどの教官が他の教官に報告し、白木のお嬢さんや段平も2人が非公式に試合を行っていることを知ることになります。
段平と白木のお嬢さんは、他の教官と共に、慌てて2人が試合をしている場所へ行きます。そして白木のお嬢さんは、力石を制するのです。
「やめて、お願いだからやめてちょうだい、2人とも。
力石君、あなたはあとたった3日でこの少年院を出られるのよ。
ここでまた問題を起こしたらまた出所を延期されるわ。」
このセリフを聞いて丈は初めて丈がなぜ突然試合を申し出たのか知るのでした。
力石が出所できるようになった理由は、
- もともと力石は模範生だった
- 力石は丈が脱走しようとしたのを防いだ
からなんだそうです。
そして出所が早まったという通知が、昨日(丈が青山との試合を行った日)の夜に力石の元へ届いたみたいなんです。
力石は白木財閥の計らいで、出所後またプロボクシングの世界に復帰できることになっています。
しかし力石がプロボクサーにカムバックするにしても、少年院の中の「草拳闘野郎(→丈)」を相手に引き分けの星を残したままとあっては「大変な恥」。
だから力石としてはプロに戻る前に、丈との決着をつけてプロボクサーとしての汚点を拭い去っておきたいということですね。
そこで、力石と丈の間に割って入ったのが、丹下段平。
段平が力石や皆の前で宣言するのです。
「実は、この丈も、少年院を出た後はすぐにでもジムを開き、わしのコーチの元にボクサーとしての第一歩を踏み出すことになっておる」
と。
この直後の丈の反応はリアリティがあって良かったです(笑)
「へっ?」
という返事ね。
ここは、あおい輝彦、GJですよ!
段平が言いたかったのは、
「丈も力石も、シャバに出てプロとしてちゃんとしたリングの上で正々堂々と試合すればよい。だから今の草試合はやめろ。」
ということ。
これを聞いた丈も力石も闘いをやめたのでした。
ただ、試合を中断した後の力石は次のようなセリフを段平に対して言い放つのです。
「段平さんよぉ、問題はアンタだ。
アンタはボクシング界で悪い評判を残しているな。
オレが6回戦ボーイ時代、あんたの悪評を随分と耳にしたぜ。」
「まぁ、何にしてもょ、今のアンタは日本のボクシング界からつまはじきされている身だ。」
と段平に言い放つわけですが、白木のお嬢さんの制止によりそれ以上の話はありませんでした。
丈には段平に何があったのかという疑問が残ったわけです。
一方、力石や野次馬の院生たちが去り、段平と丈の2人だけになったところで、段平は丈に言います。
「それよりもなぁ、丈。お前、ちょっとグローブを外してみな。」
と言って丈のグローブを外させます。
丈はグローブの中で手に石を持って試合をしていたのです。
丈は力石に何としてでも勝ちたいがために、石を仕込んでおいたわけです。
丈と力石が闘う中で、丈のパンチ力がいつも以上にある様子を見て段平が気が付いたわけです。
段平は丈を殴り、「二度とこんな汚い真似はするな」と叱るのでした。
そんな段平ですが、すぐにランニングのトレーニングを開始、それに嬉しくついていく丈なのでありました。
段平の意図したとおりに、丈はプロボクシングの世界へ行くのか?
今回の話の中で、丈からきちんとした形で同意を取ることもなく、段平は「丈がプロになる」と公言したわけです。
まぁ、前回までの流れからして、丈の腹も決まっているようなものだと段平が考えても不思議ではありませんよね。
ただ、それにしても突然「丈もプロになる」と言われて、ちょっと驚いた様子の丈が本当に面白かったです。
丈もそこまでは考えていなかったというところでしょうか。
しかし力石もプロに戻るわけですから、丈としては自分もプロになって力石と再戦するチャンスが生まれるのであれば、これに越したことはないとう感じが丈から醸し出されていましたね。
力石からの申し出で始めた試合は止められましたが、最後に段平から「ランニングのコーチを始める」と言われて本当に嬉しそうな表情が描かれていました。
このセリフの前に段平がポロっと次のようなセリフを言うんです。
「雨も小降りになった。じゃぁ、今からすぐわしの後についてくるんだ」
これって「丈が段平についてプロボクサーとしての道を歩んでいく」ことを意味しているんだと思うんですよね。
そして、これに応えるように走っていく丈は、正式に「プロボクサーとして歩み始めた」ことを表しているのだと思います。
これ、上手い表現ですよね。
そして、2人が走り去った後で空が晴れていく描写になっていることが、2人のこれからの華々しい将来を象徴しているのではないかと思いました。
あしたのジョーでは、こういう表現方法がところどころで暗喩的に使われていると思います。一つ一つが丁寧に描かれていて、作品として本当に上手いなぁと思います。
段平の問題は丈のプロデビューの障害になるのでしょうか?
今回力石によって明かされた段平の問題。
白木のお嬢さんが力石を制したために明確には語られませんでしたが、一体どのような内容なのでしょうか?
この段平の問題が丈のプロデビューに大きな障害となってのしかかるのでしょうか?
それをどう乗り越えるのかが、一つの話題になりそうですね。
私の予想は、恐らく白木財閥が何とかしてくれるのではないか?と思うのですが、どうでしょうか?
それによって、丈も白木のお嬢さんに対して一つ借りができ、今後のストーリーにも結び付いてくるという展開を予想しますよ。
この辺りの話は丈が出所しないことには出てきませんから、もう少し先になりそうですね。
どうなるのか楽しみです♪
力石が退院した後、残された丈はどうするのでしょうか?
今回突然話題に上がったとおり次回で力石は東光特等少年院から退院することになるようです。
力石という大きな存在がいたからこそ、丈は退屈せずにおれたわけです。
しかし、力石がいなくなったらどうするんでしょうかね?
他に丈の相手にできる院生はいませんからね。
仲良くできる院生もいないですしね。
物語的にも、ストーリーの組みようがない気がしますよね( ´艸`)
どうするのでしょうか?
考えても答えはでなさそうです。
ここは急いで次の回を見るしかないですね(笑)
次回を早く視聴したいです。
まとめ
「あしたのジョー」の第21話では、突然力石の退院が決定。
慌てた力石は退院前に、丈との決着をつけるべく、非公式に試合を行います。
しかし、教官や白木のお嬢さん、そして丹下段平に見つかった丈と力石は、やむなく試合を中断。
試合の続きは、丈がプロとなった後、正式なリングの上で決するということになりました。
次回はとうとう力石が少年院を出所、力石がいなくなった後の丈の様子が描かれるようです。
今まで追いかけていた存在が突然いなくなった後の丈の様子は気になりますね。
次回の視聴が楽しみです!
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