第22話で力石が東光特等少年院からの去り、もぬけの殻の様になった丈が描かれました。
一方で、去り際の力石や青山に対して、丈の人間味が初めて描かれた回でもありました。
そして、丈が人として変わりつつある一方で少年院の中における丈の存在自体が皆に活力を与えるようになっていました。
予告では今回とうとう丈も退院することになるようです。
どのような形で退院するのでしょうか？
あしたのジョー第23話を視聴した結果をまとめました。
他の院生から惜しまれつつも丈は退院することになりました
今回のストーリーは、大きく次の4つの場面から成り立っていました。
- 西が丈よりも先に退院する場面
- 丈が丹下段平とボクシングのトレーニングをする場面
- 力石がプロボクサーとして試合をする場面
- 丈が退院する場面
西が先に退院するのは、予定調和だったのかも
丈と同じ日に入所した西が先に退院することになりました。
丈に申し訳ないといった気持ちのある西は、そのことをなかなか言い出せない素振りでしたね。
丈自身も話をしていましたが、丈は二度も脱走未遂があったわけで、西よりも退院が遅くなるのは致し方ないところです。
ただ、西が先に退院してしまったために丈はますます仲間と呼べる存在がいなくなり、少年院での生活が寂しいものになってしまいました。
そんな時に、丈を元気づけてくれたのが、力石のプロボクサーとしての再デビュー戦だったわけです。
偶然テレビで力石の試合が流れているのを見た丈は、力石の活躍を見て密かに闘志を燃やすのでした。
丈の見送りは泥の投げ合いに（笑）
丈が退院する場面では、丈が他の院生から鉄柵越しにいちゃもんを付けられ、泥を投げあう騒動に発展。
まさに子供の泥遊び状態。
でも、そこには丈が初めて少年院に来た頃のような、他の院生からの陰湿な感情や丈の反発心のようなものは一切なく、無邪気にじゃれあっている子供そのものでした。
そうして、このやりあいが一段落したところで丈はおとなしく少年院を出ていきました。
この時、あれだけ「丈をバカにしてやる」といっていた他の院生たちは、素直に丈を見送るのでした。
丈のそこはかとない寂しさが伝わるストーリー構成でした
今回は丈が退院するまでの間の様子を駆け足でまとめたようなストーリー展開でした。
でも、仲間がいなくなった後の丈の寂しさがよく伝わってくる回でしたね。
また丈が少年院を去った後に他の院生たちが「静かになった」というナレーションがありました。これは、視点を変えると「力石や西が去った後の丈の寂しい様子」と対の表現になっているのかなとも思いましたよ。
他の院生たちにとってもいつの間にか丈の存在が、丈にとっての力石や西のような存在にまでなっていたのではないでしょうか？
他の院生と丈とはそれほど深い交流はなかったのかもしれませんが、丈の破天荒さや素直さが他の院生の刺激になって活気を与えていたのは間違いないでしょからね。
このあたりの表現は、本当に上手だなぁと改めて思いました。
西が先に退院！
西がどれだけの模範生だったのかはわかりませんが、丈に比べて相当早く退院したみたいでしたね。
退院時期を決める基準がどこにあるのかはわかりませんが（笑）
だって、がいこつ（←実家が銭湯を経営している院生）をはじめ他の第六寮の院生って、丈が入ってきた時既に「ベテラン」っぽい感じでしたもんね( ´艸｀)
この人たち、いつ出られるんだろう？って感じです。
最初西が言っていたように、人の命に係わるくらいの事件を起こしたんでしょうかね？
西は登場当初は、相当な「ワル」という印象でしたが、今はすっかりキャラが変わってしまい、丈の一番の理解者と言ってもいい存在になってきました。
確か「マンモス西」というリングネームで西もプロボクサーになるはずですよね。ということは、すぐに丹下段平のジムへやってくるんでしょうかね？
ここはちょっと注目しておきたいポイントですね♪
丈と力石との関係は複雑になってきましたね（笑）
テレビで力石の試合を見ていた丈が、力石を応援するようなシーンがありました。
このシーンの本当の意味は、
「力石を倒すのはオレ（丈）だ。だから、自分が倒すまでは、誰にも負けるな。」
ということなんでしょう。スポ根ものによくあるライバルに対する勝手な言い分です。
ただ、今回のこのシーンで、丈もまた力石のことをライバルとして認めているということがはっきりと表現されました。
これまでは、丈の表情やしぐさでしかわからなかった力石に対する意識が明示されたわけです。
そしてライバルの中でも、単に倒すべきライバルという存在から、仲間でもありライバルでもあるという位置に変わってきているようにも思えました。
この変化を目にした今、丈が出所後に、力石と再会した時の会話や態度が非常に気になってきましたね。
次回は丈がドヤ街に戻り、プロボクサーへ向けて本格始動？！
次回は丈がドヤ街に戻り、本格的にプロボクサーとしての道を歩み始める回になりそうです。
単にトレーニングを始めるだけなのか、あるいは別のイベントがあるのかはまだわかりません。しかし、前回や前々回力石が話していた「段平の悪い評判」という話が、物語に絡んでくるような気はしますね。
丈がプロになるにあたって、一悶着おきそうです( ´艸｀)
どんな問題が起きるのでしょうか？
恐らく次回、その話の発端となる事件が起きるのではないかと予想するのですがどうでしょう？
どうなるのか、次回の視聴が楽しみです！
まとめ
「あしたのジョー」の第23話ではとうとう丈が退院、その前後の様子が描かれました。
派手な退院式はなかったものの、いつの間にか他の院生から慕われていた様子がよくわかる回でした。
次回は丈がドヤ街に戻るようです。
ドヤ街に戻った丈が、段平のもと本格的にボクシングを始める様子が描かれるのでしょうか？
また、プロボクサーになるための動きはあるのでしょうか？そうすると、力石の言っていた丹下段平に関する「悪い評判」は、何か影響を及ぼすのでしょうか？
いろいろと気になることがありますね。
次回の視聴で確かめてみたいと思います。
次のストーリーも楽しみです！
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