第23話ではとうとう丈が少年院を退院しました。
丈が退院するにあたって、派手な退院式はなかったものの、他の院生たちからある意味温かい挨拶をもらって丈らしい退院をした様子が印象的でした。
今回はとうとう丈がドヤ街に戻ってくるようです。
もちろん、プロボクサーへ向けた第1歩を踏み出すのでしょうが、そんなにスムーズにいくものでしょうか?
気になりますね。
あしたのジョー第24話を視聴した結果をまとめました。
丈の涙が印象的な、昭和全開の神回!
今回は、丈がドヤ街に戻ってきた一日を描いた回でした。
起きたイベントは次のようなことです。
- 丈がドヤ街に戻り、住人たちが集まってくる場面
- 丹下段平が丈に「丹下拳闘クラブ」を披露する場面
- 西が「丹下拳闘クラブ」のメンバーとして登場する場面
- 力石が丈に嫌がらせをする場面
- 丈がドヤ街の住人皆から祝福される宴会の場面
丹下拳闘クラブの誕生
丹下段平のジムが誕生し、ドヤ街に戻って来たばかりの丈に見せる段平。
ジムの中にはリングやサンドバックなど、練習に必要な道具は一通り揃っています。
そこへ登場したのは、鑑別所と少年院で一緒だった西。西は「マンモス西」というリングネームでプロを目指して練習に励んでいるのです。
段平は相変わらず朝夕なく肉体労働の仕事をし、西も日中はドヤ街の乾物屋で働いています。二人が稼いだ金をこのジムを立てるのに使ったというわけです。
丈の子分の子供たちもそれぞれに工夫をしてジムの設立に協力をしたみたいです。
力石の嫌がらせ
そんな皆で作ったジムを見て上機嫌の丈の元へなんと葬式用の花輪が送られてきます。そこには
「丹下拳闘ごっこクラブさんへ」
と書かれていたのです。送り主を聞くと「力石」からだとか。そしてタイミングよく、力石から電話がかかってきます。(もちろん、丹下拳闘クラブには電話は引かれていないので、呼び出しです)
力石の話によると、
「『丹下拳闘ごっこクラブ』、
意味は分かるか?
つまりなぁ、ボクシング協会の認定を受けていないクラブは、単なる拳闘ごっこにすぎんということだ」
ということみたいです。
内容はわかるものの、これって力石の子供じみたただの嫌がらせにすぎませんよね。
なんでこんなことしたのか?この描写はちょっと謎ですね(笑)
この力石からの嫌がらせ、或いは挑発に対して丈は激高し力石の元へ行こうとするわけですが、西に止められます。
「ここは少年院じゃない」
と言われて。
ここで騒動を起こしたら、せっかくシャバに出てきた丈はまたボクシングができない状態になってしまう。そう察したのでしょう。
涙を流しながら必死で丈を止めようとする西に免じて、丈は鞘をおさめるのでした。
物語始まって以来最初で最後の丈の本当の涙の場面が印象的な回
今回は、これまでのあしたのジョーのストーリーの中で最も感動的な回だと思いました。
以前丈が東光特等少年院に送致される場面、船の上で西に自分の半生を語った場面がありましたね。
あの場面で、丈は「両親の愛も知らずに育った」というようなことを話していましたが、今回はまさにその回と対にある回になっているのだと思います。
昭和の良さ全開のストーリー
昭和の良さが出ていたなぁと思ったところは次の点ですね。
- 少年院帰りの丈を皆が温かく迎えてくれたこと
- 皆で金を出し合い、工夫をして作ったジム
- 街の皆が心から丈を歓迎した宴会
1.少年院帰りの丈を皆が温かく迎えてくれたこと
今の時代、少年院や刑務所に入れば皆が白い眼で見るのは避けられないでしょう。勿論、罪状によっては昔だって同じだったと思います。
ただ「罪を憎んで人を憎まず」という考え方がまだまだあった時代だと思うんですよね。それに「少年院」に入っていたことだけで人を判断したりしない。
そうして、一部の人だけでなく、ドヤ街の住人皆が温かく迎えてくれる。これが古き良き時代の日本だったんじゃないかと思います。
2.皆で金を出し合い、工夫をして作ったジム
見た目が多少わるくても、皆で頑張って作ったジム。
昔ってこういうの多かったんですよね(笑)
でも、機能的には何の問題もないし、何より皆で協力して作ったんですから、大事に使うわけです。
3.街の皆が心から丈を歓迎した宴会
夕方になってドヤ街の皆がジムに押しかけ宴会をする場面。ここが最高潮です!
昭和ならではだといえるのではないでしょうか?
日本って、もともとこういう風に酒を楽しむ文化だったんですね。
いまは酒自体が悪いみたいに言われるわけですが、こういう風にして皆が打ち解けあうことができる。
そして、皆の気持ちを素直に伝えることができるわけなんですね。
両親の愛を知らずに育った丈が、初めて人のぬくもりを知り涙
丈がドヤ街に戻ってきて、いろいろな人に出迎えられ、最後に宴会まで催してくれました。
宴会の途中で丈が外に出るシーンがありますが、あれは丈にとって
「宴会がどこか自分のモノではなく、居心地が悪い」
と思ったからなのではないでしょうか?
でも、段平から話を聞かされ、やっと素直になれたわけです。
そうして皆の温かさを受け止めることができたんですね。
生まれてこの方、親の愛も知らず、ただひたすら誰かと闘うことしかしてこなかった丈にとってこれほど嬉しいことはなかったのだと思います。
今回の最後に、段平と西はぐっすり眠っているのに対し、丈は涙が溢れて眠れないシーンがあるわけですが、このシーンがとても印象的でした。
あしたのジョーの中で、丈は何度か涙を流していますが、今回流す涙は嬉しい涙。温かい涙だったというわけです。
この涙が、今後の丈の生き方を大きく変えてくれるのかもしれませんね。
次回は丈の旧友が登場か?
予告によると、次回は丈の旧友が登場し、丈を「旅」に誘うようです( ´艸`)
今回でドヤ街の住人達から大きな温もりをもらった丈には全く必要ない誘いなわけですが、この旧友はどういう風に誘うんでしょうかね?
丈はあっさりと断る気もしますが、そうした時、この旧友はどんな反応を示すのでしょう?
せっかく順調にボクシングに打ち込めると思っていたら、やっぱり障害物が現れましたね( ´艸`)
どんな風に解決するのでしょうか?
次回の視聴が楽しみです!
まとめ
「あしたのジョー」の第24話では丈がドヤ街に戻りました。
丹下段平は丈のためにジムを作り、丈を出迎えます。
少年院で一緒だった西も、マンモス西として同じジムでプロを目指してボクシングに励むことになっていました。
力石からの子供じみた嫌がらせに、憤りを隠せなかった丈ですが、ドヤ街の住人全員からの温かい祝福に生まれて初めて人の温もりを知り涙するのでした。
次回は丈の旧友が登場するようです。
その旧友から誘われるようですが、丈はどのように返事をするのでしょうか?
今回ドヤ街の皆から歓迎された丈ですから、勿論答えは決まっているはずです!
でも、どんなストーリーが待っているのかは気になりますね。
次回の視聴も楽しみです。
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