とうとう始まった「進撃の巨人 The Final Season」ですが、#60はマーレ編の始まりで、原作読まない派の皆さんにとっては、本当に「?」な一話だったかと思います。
普通に戦争の物語になっていて、そこへ投入される巨人という構図でした。しかも獣の巨人や鎧の巨人が他国の戦力の前に苦戦するという展開。
前回の最後には鎧の巨人が敵軍の大砲を前に倒れてしまいました。ライナーは無事なんでしょうか?
#61「闇夜の列車」を視聴した感想をまとめました。
- 番組名:進撃の巨人 Final Season
- サブタイトル:#61 闇夜の列車
- 放送日:2020年12月14日
- 視聴日:2020年12月18日
- 視聴サイト:Amazon Prime Video
#61 闇夜の列車 あらすじ
マーレ軍が連合国軍を制圧した後、世界各国の新聞はマーレの戦力に限界が見え始めていることを報じます。そのことに不満と不安を覚えるマーレ軍の元帥。
戦士隊隊長のマガトは、巨人の力に胡坐(あぐら)をかき戦力増強を図ってこなかった結果であると結論付けます。そしてこのまま航空機が発展していけば、空爆により巨人も無力化するであろうと予想するのでした。
これに対し、ジークは今一度パラディ島作戦を再開し、始祖の巨人を奪還することを進言するのでした。理由はマーレの軍備再編までの時間を稼ぎ、世界にマーレの軍事力の脅威を見せつけるため。
ジークが生きられるのは残り1年足らず、その間に4年前の雪辱を果たすべく、自らパラディ島作戦を実行したい、それがこの場で進言した背景だったようです。
軍上層部での会議も終わり、故郷であるレべリオに戻るマーレ軍の兵士たち。
戻った彼らを待っていたのは、家族の温かい出迎えでした。
かつてエレンたちを苦しめてきたライナーやジークにも家族がおり、他の者たちと同じように迎えてくれるわけです。
久しぶりに家族との団らんを過ごした翌日、戦士長であるジークは5人の戦士(ライナー、ガリアードそしてピークそしてコルト)を自室に集めます。
そこで近く行われるマーレ軍の作戦の序章ともいえる催事について皆に説明します。
それは、戦槌(せんつい)の巨人を管理するタイバー家を使い、世界にパラディ島の脅威を改めて知らしめたうえで、1年以内にパラディ島を制圧することを宣言しようというのです。
この作戦が実行に移されれば、戦士隊の副長であるたライナーも、再びパラディ島へ行くことになるでしょう。そうなる未来を考えると、如何ともしがたい憂鬱を隠しきれないライナーなのでした。
ライナーの精神崩壊が徐々に顕在化してきました♪
パラディ島にいる時、既におかしくなっていたライナー。
エレンを連れ去った際には、軽い多重人格障害が起きていました。あの時は「戦士である自分」と「兵士である自分」が行ったり来たりしていましたよね。
一番動揺していたのは、相方のベルトルトでした( ´艸`)
エレンからは「罪の意識に耐え切れなくなった」と表現をされていましたね。
今回、ライナーがおかしくなっている様子が描かれたのは次の2か所でしょうか。
- ガビ達(ガビ、ファルコ、ウドそしてゾフィア)が突然、かつての自分たち(ベルトルト、アニ、マルセルそしてガリアード)に見えてしまった場面
- 自宅でガビ一家と会食をしている時、パラディ島で一緒にいた仲間について話す場面
精神崩壊とまではいかなくても、過去へのこだわりから、幻覚が見えたり、話の筋道を見失ったような発言をしてしまうようになっているわけです。
これだけであれば、まだいいんですけどね・・。
もう少しヤバいシーンが恐らく次回あたりに出てくるかと思います。
いずれにしてもライナーのこの危うさがある意味物語の鍵の一つになってくるわけですね。
ここまで見るとガビってやっぱり主役みたい・・でしょうか?
今回もガビが主役って感じでかなり露出が多かったですね。
私も原作を読んでいて、彼女が新たな主人公になるのかな?って思ったくらいです。
戦場での活躍や、ブラウン一族での会食のシーンなど、ガビ中心に物語が進んでいますからね。
ただ、実際は少し違うわけです。
進撃の巨人が上手だなと思えるのは、エレンを主人公に、そしてミカサやアルミンをサブに据えておきながら、それ以外の登場人物をうまく配置、活躍させ「ザ・群像劇」を作り出している点じゃないかなと私は考えています。
このマーレ編もそうで、ガビを活躍させながらもライナーやジークなどのキーパンソンに重要なセリフを割り当てたり行動をさせるわけです。
今回もタイトルである「闇夜の列車」の意味をライナーに語らせていました。(列車の中でファルコに話していた内容(の後半)ですね)
また、物語を進めていくために重要な役割を果たす人物との関係などともつなげているんですよね。
また、読者や視聴者が
「えっ?」
と思ってしまうように配置されたミスリードを誘うキャラクターたちも結構いて、本当に楽しませてくれますね。
少し話はそれましたが、ガビがエレンに取って代わる主人公ではありません。
でも、いまはガビの視点で物語を見ていくと本当にハマりますよ♪
やっぱりアニメは内容を理解しやすい☆彡
今になって進撃の巨人の原作 第23巻、第24巻の内容をアニメで見ると、本当に分かりやすいです。
正直、原作を読んでいた時、ピンと来ていなかったんですよね。
話の展開が唐突すぎたということや一度に多くの新キャラが登場したこと、作中の政治的な話などに理解が追い付かないということもあったかと思います。
でも、アニメになると、その辺りがよりクリアにすんなり頭の中に入ってくるんですよね。
その理由の一つは、ストーリーの展開順序が原作と微妙に違っていて、分かりやすい内容に整理されていることじゃないかと思います。
特にライナーが回想する話がまだ登場してきておらず、まず現在の物語を重点的に展開してもらっているので、思考を整理する時間稼ぎができているわけですね。(→ライナーの回想シーンは次回ありそうですね♪)
ちなみに、アニメ版のストーリー展開があることは、原作派の人がアニメを見るうえで少しだけ楽しみが増える要素でもありますよね。
アニメの方が内容を理解しやすいもう一つの理由は、声優の力でしょうか( ´艸`)
声がつくと、キャラクターのイメージもより立体的になるので、頭に入ってきやすいですからね。
私的には知っている声優が登場するかどうかも密かな楽しみの一つではあります(笑)
次回はどこまで展開するのかな?
次回の視聴も楽しみです。
まとめ
「進撃の巨人 The Final Season」の第2話について、あらすじと物語の背景についてまとめてみました。
今回はタイバー家の催事の話がジークから戦士隊の皆へ話すところまでが展開されました。少しずつおかしくなっているライナーですが、一方で戦士候補生からは大変慕われている存在であることはよくわかった回でしたね。
次回はライナーが過去を回想するシーンが中心となるようです。これも結構ボリュームがあるので、どこまで展開されるのかは非常に楽しみなところです。
久しぶりに動くアニが出てきてくれたら、嬉しいかも♪
次回も楽しみです。
私は「進撃の巨人 The Final Season」をAmazon Prime Videoで見ています。本記事執筆時点ではまだ無料配信されていますよ。
Amazon Prime Video以外にU-NEXTやhuluでも定額無料配信がされているみたいです。
気になる方はチェックしてみてくださいね。
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