アルデンテを初めて知ったのは、ミスター味っ子でした

アニメ

ミスター味っ子は1987年からテレビ東京系列で放送されていた料理対決系のアニメです。

週刊少年マガジンに連載していた寺沢大介の同名漫画が原作です。

私にとってミスター味っ子は料理に興味を持つきっかけを与えてくれた作品で、ある意味感謝をしている作品です。

そんなミスター味っ子ですが、実は今でも時々見たくなる時があるんです。その理由はなんでしょうか?記事にまとめました。

ミスター味っ子とは

「ミスター味っ子」は1987年から約2年間にわたりテレビ東京系列で放送されていたアニメ。原作は寺沢大介による漫画で「週刊少年マガジン」で連載されていました。

ちなみに、こちらの作品、製作はロボットアニメでおなじみのサンライズでした。Wikipediaによると、サンライズが漫画原作のある作品を手掛けるのはシティハンターに次いで2作目だったそうです。

物語は下町の大衆食堂「日之出食堂」にある人物が入店するところから始まります。

その人物というのは、「日本料理界の重鎮」「味皇(あじおう)」と呼ばれている人物。そんな人が大衆食堂で出会ったのは、父親の残した食堂を切り盛りする一人の少年でした。

それが、本作の主人公、味吉陽一、14歳だったのです。彼の作る独創性に富み、美味しい料理に、味皇は一目を置き、彼の主催する「味皇料理会」への入会を勧めるのです。

それがきっかけで、様々な凄腕の料理人と味対決をしていくことになるというのが、物語序盤の大筋になります。

ミスター味っ子はさすがに有名だから説明の必要はないかなとも思ったのですが、私の友人にも知らない人がいたので、一応こんな感じで説明を書きました。興味のある方はWikipediaなどでもチェックしてみてくださいね。

ミスター味っ子は人生で初めて料理に興味を持つきっかけでした

ミスター味っ子は、私が人生で初めて料理に興味を持つきっかけを作ってくれた作品でした。

前項でも書きましたが、ミスター味っ子では様々な料理対決を繰り広げていきます。その中で独自のレシピを開発する際に、必ず「テーマとなる料理の基本」に戻って独創性への方法論を考えるくだりがあるんです。

ここが、結構面白いんですよね。子供の私としてはそれほど料理の知識もなかったものですから、理屈で料理を考えるきっかけを与えてくれたんです。

毎週見ていくことで「料理って勘でするするもんじゃないんだ」ってわかるようになっていったのを昨日のことのように覚えています。

その最たるものが、第2話の「スパゲティで勝負だ」ですね。あの回を見て私人生で初めて「アルデンテ」を知ったんです。

当時は、まだまだイタリアンって大衆化していなかった時代だったのかもしれませんね。だから、パスタの茹で加減についてもそれほど情報がなくて、ゆで時間をコントロールすることで、面の芯を残して、独特の食感をキープするという考え方自体が日本人にとって新鮮に響いたんだと思います。

子供の頃の私にとっても、そうとう強烈にこの回は印象が残っていますよ。茹でるのに時間を測るのはわかるけど、窓に面を貼り付けて、茹で加減を目視で確認するというのが、なんとも斬新かつ非常に興味深かったです。

私にとっては、こういう演出が料理だけではなく、科学的な物事の味方そのものを刺激してくれたと言ってもいいかもしれませんね。

ミスター味っ子以降、クッキングパパや美味しんぼなど様々な料理を題材とした漫画のアニメ化が続いていくんですが、それらを見る下地を作ってくれたのがこの作品でした。

おかげでまだ小学生でしたが、結構料理をするようになりましたね。大人になった今は時間の都合で全くしなくなったのですが、それでも料理に対する興味はまだありますよ。たまに料理をするときには、わりと手の込んだものも作りますしね。

いまでも結構勉強になるかも?

実は今でも時々ミスター味っ子を見るんです。未だに結構勉強になる内容もありますし、コメディショーとしても面白いので。

↑で書かなかったんですが、料理の話以上にアニメ版のミスター味っ子は、とにかくその演出がぶっ飛んでいて、笑えるんですよね。

出された料理が美味しすぎて、大阪城を壊しちゃったり(笑)

そういった演出が未だにネタにされるほど、かなり派手で笑える内容だったんです。

料理の内容については、理屈っぽい内容で展開していくんですが、最終的に味勝負になると、理屈も何もなく、単に美味しいかどうかが、ド派手なリアクションによって展開され、勝敗が決まる。それが笑えてくるんです。

緊張と緩和をうまく使った演出だなぁ、と私は思っています。

そういう点で、アニメのミスター味っ子は大人になっても見て楽しめる作品だと思います。

ミスター味っ子といえば、高山みなみ

ミスター味っ子の主な声優は次のような感じでしたよ。

  • 味吉陽一:高山みなみ
  • 村田源二郎(味皇):藤本譲
  • 丸井善男:飯塚昭三
  • 堺一馬:鈴木みえ
  • 味将軍:銀河万丈

主人公、味吉陽一役は高山みなみで、実はこれが彼女の初主演作だったんですよね。

どうやらデビューしてから3回目で初主演だったみたいで、高山みなみの実力がよくわかるエピソードだなと思います。

上記のキャラクターを担当した声優の他にも、いまでは大御所の声優や当時第一線で活躍していた声優が勢ぞろいした作品でした。

亡くなってしまいましたが、鈴置洋孝の小西和也も笑えましたよ。

「当たり前、当たり前、当たり前!」

の連呼とか。あのキャラクター、というか鈴置洋孝というべきかもしれませんが、渋くてカッコいいんだけど、言ってることは荒唐無稽、というそのギャップが本当に面白いと思います。

作品全体がそういう雰囲気を持っていたので、声優陣のそういった真面目に荒唐無稽なセリフをいう演技が映えていた、そういう作品でしたね。

まとめ

1987年に放送されたアニメ版「ミスター味っ子」について、調査したこと、そして当時感じていたことをまとめました。

小学生の頃、この作品に出合い料理に興味を持つきっかけになったのは、未だに自分にとっての財産となっています。

作品自体は真面目なストーリーを背景に荒唐無稽な演出とセリフで、笑わせてくれるコメディショー的な一面もあり、未だに楽しく見ることのできる作品であると思います。

ミスター味っ子は、本記事執筆時点では楽天TVやAmazon Prime Video、YouTubeやVideomarketなど多数の動画配信サービスで配信されています。

楽天TVなら定額見放題で見れますよ。

ちなみに、Videomarketでは第1話だけ無料で配信されていますので、もしまだ見たことがないけど興味があるという方は、そちらでご覧になられるといいかもしれません。(登録は不要みたいです♪)

私も動画を見直して、気になる点があれば、記事の更新をしたいと思います。

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