第46話では喉の渇きに耐えかねて発狂した力石が、水を求めてさまよう姿が描かれました。
しかし、そんな力石に涙を流しながら白湯を差し出した葉子によって、力石は本来の自分を取り戻し、ジョーとの試合の勝利に対する決意を更に固めることができたのでした。
さて、今回は長いトレーニングと減量を終えたジョーと力石の試合前の様子が描かれるようです。
予告では、二人が握手をする様子も映し出されていましたが、どんな会話をするのでしょうか？
また、周囲の関係者の様子も気になるところです。
あしたのジョー第47話を視聴した結果をまとめました。
ジョーにとって力石は親友になってしまったみたいです
今回はジョーと力石が試合当日を迎え、計量に臨む様子が中心に描かれた回でした。
全体の流れは次のような感じです。
- 試合前日、力石は心なしか余裕でトレーニングメニューをこなす（表情に余裕がある）
- 同じく、ジョーも段平と西を相手にしたアッパー対策をマスター
- 試合当日、ジョーも力石も計量を見事にクリア
- ジョーは、力石の元へ行き、自ら力石に握手を求めるのであった
ジョーの心理状態がよくわかる回でした♪
このエピソードを通し、ジョーの力石に対する心理描写が非常に丁寧に描かれていたと思いました。最後にジョーから力石に対し握手を求めたシーンは、ジョーにとって力石が喧嘩相手ではなく、ライバルであると同時に一人の親友になったことを伝えた表現なのではないかと思います。
計量を行う部屋に先に到着していた力石に話しかけようとしたシーンや、力石が計量をクリアした際ジョーが喜んだシーンなど、ジョーの「力石と試合ができることへの喜び」がよくわかるシーン・描写が多くありました。
これらのシーンは「子供が友達と遊ぶときの様子」に近いものがあって、ジョーにとって力石との試合は喧嘩ではなく力石と遊ぶことを象徴しているのではないかと思えました。そして同時に力石がジョーにとって親友になったことを表現しているのではないかとも思えました。
にしても、ジョーと力石の間にはほとんど何も会話がなかったですね。握手をするだけでお互いの気持ちが通じ合うということだったんでしょうかね( ´艸｀)
ジョーに家族ができた日・・・そんな気がしました
力石がジョーにとっての親友であることが表現されていた今回のエピソードでは、段平や西の存在についてもこれまでとは違った表現になっているように思えました。
それは、段平や西がジョーにとっての家族として表現され始めているということです。
もともと、「親の顔も知らず、愛情も与えてもらえなかった」と言っていたジョーですが、力石という親友ができて、その親友とボクシングの試合ができるチャンスまで作ってくれた存在である段平や自分についてきてくれた西はまさに家族そのものになって来たといえるのではないでしょうか？
そのことを表現していたのが、今回の風呂のシーン。
段平の背中を流すジョーの姿は、自分の父親の背中を流す息子のように見えましたよ。また、それを優しい目で見ていた西は、ジョーにとっての兄弟（弟？）といったところでしょうか。
またそんな家族と、自分を応援してくれる子分の子供たちやドヤ街の住人という仲間ができ、精神的に充分に満たされた状態で力石との試合に臨むわけです。
ジョーにとってはこれ以上の幸せはない瞬間が今回描かれたのではないかと思えました。
力石に近づこうとする葉子
そんなジョーとは対照的に、孤独に減量に臨む力石。
そんな力石に少しでも近づこうとする葉子の姿が印象的でしたね。
そうなんです。
今回のエピソードで初めて発覚したのが、葉子も力石と同じように数日間（？）毎日トマトジュースだけで過ごしていたわけです。
少しでも力石の苦しみを感じられるようになりたかったからでしょうか？
これもまた前回に引き続き、葉子の健気な愛情表現の一つと言えるのかもしれませんね。
やっぱり葉子はビジネスの上でのつながり以上の何かを力石に感じていたんでしょうね( ´艸｀)
ただ、力石にはジョーと同じく試合のことしか見えていない・・・いや、見ようとしていなかったわけです。
結果的に、葉子の愛情の行方については・・・いまは触れないでおきましょう（笑）
次回はとうとうジョー対力石戦のゴングが鳴ります！
次回はとうとうジョーと力石の試合のゴングが鳴るようです。
予告によれば、力石はやはりアッパーによる攻撃を仕掛けてくるようです。
それに対しジョーはダメージを最小限に食い止めることができるようでしょうか？
過酷な減量をし、体力の衰えた力石がジョーとの試合の主導権を握り続けることは可能なのでしょうか？
いろいろと気になりますが、まずは試合の様子を見てみたいと思います。
次回も楽しみです♪
まとめ
「あしたのジョー」の第47話では試合当日の計量とその前後でのジョーの心理状態が丁寧に描かれた回でした。
今回のエピソードから、もともとは少年院での喧嘩相手だった力石が、いつの間にかジョーにとっての目標であり親友のような存在となっていたことがよくわかる回でした。
そして、力石はあまり反応はありませんでしたが、ジョーと試合ができることへの喜びがにじみ出るような満足のいく様子が醸し出されていましたね。
次回は、とうとうこの二人の試合のゴングが鳴ります。
お互いのトレーニングの成果は試合で発揮されるのでしょうか？
試合の中でお互いにどのような心理状態になるのかにも注目です。
次回の視聴も楽しみです♪
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