1982年にテレビ東京系列で放送されていたミンキーモモについて記事にまとめました。今回の記事ではいわゆる空モモに絞った記事にしました。
子供の頃、私もミンキーモモをリアルタイムで見ていましたが、正直「何で見ていたのか」まったく印象もなく、「ただ何となく見ていた」だけなんですよね。
この記事では「何で見ていたのか?」そして大人になった今ミンキーモモを見返してみてどのような印象を抱いたのかを考えてみました。
子供の頃の自分にとってミンキーモモの面白さって何だったのかぁ?
ミンキーモモとは
本記事では主に「魔法のプリンセス ミンキーモモ」(いわゆる「空モモ」)についてまとめます。
この「魔法のプリンセス ミンキーモモ」は1982年にテレビ東京系列で放送されていたアニメです。いわゆる変身美少女系のアニメです。ミンキーモモは根強いファン層がいて、OVAも出ている人気アニメで、魔法変身ものアニメの先駆けともいわれています。
そのため、1982年放送の「魔法のプリンセス ミンキーモモ」が終わって8年後の1991年には続編(第二期という言われ方もしていますが)である「魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて」が放送されています。
この第2期は、続編と言いつつもストーリーやキャラクターが微妙に(?)異なるため、第1期と区別するために、第1期は「空モモ」、第2期は「海モモ」と呼ばれています。
お話は「とある国のとある町」から始まります。子供のいない夫婦の家に突如魔法の国から現れた主人公がモモやってきます。
「明日から、ここが私の家」
と言いながら、魔法の力で、家の中に入っていき、自分の部屋を作り、お供のペットたちまで出してしまいます。
こうして翌朝には魔法の力ですっかりと夫婦(パパとママ)の記憶も変わり、(ほぼ)自然な形で新たな生活が始まります。(「こんなところに部屋があったかしら?」とか「うちに娘なんかいたかな?」などというセリフが挿入されているところが、コメディっぽくて好きです^^)
こうして、この町の住人となったモモが魔法の力で様々な職業のプロである大人に変身し、問題を解決していくというもの。
ストーリーの全体像としては、モモの本当の両親と祖国を救うことがあるのですが、その辺りは徐々に謎が明かされていくという展開となっています。
ミンキーモモは「何となく毎回見てしまっていた系」のアニメでした
子供の頃って、どことなくミンキーモモみたいな美少女ものって「女の子が見るアニメ」みたいな風に思っていました。
でもなぜ見ていたのかと尋ねられると、
「う~ん・・、何となく」
としか答えられない自分がいるんですよね。
今回この記事を書くために、もう一度見てみたんですが、やっぱり当時は「何となく面白い」「何となく、他のアニメと共通するモノを感じていた」みたいな感じでみていたのかな、と思いました。
アニメに限らずですが、「作品」というのは時代を映し出すんですよね。それに、「横並び」というのはちょっとチンプな表現かもしれませんが、アニメやドラマあるいは音楽なんかも時代時代で同じような雰囲気になっちゃうんでしょうね。
子供の頃の自分は、ミンキーモモを他のアニメで見ていた雰囲気(コメディ要素であったり、ストーリー展開など)を重ねて見ていたんだろうなぁと思いました。
あぁ、でも一点覚えているのは、何となくですがミンキーモモを見ながら、自分の将来像を想像していた気がしますね。ミンキーモモは「魔法の力」を使って単に体が大きくなるだけではなく、様々な職業のプロフェッショナルになれるんですよね。そういうシーンを見て、
「自分はどんな職業のプロになれるのかな?」
とか
「自分はこんな風に活躍できる大人になれるかな」
なんてことを考えていた気がします。
子供の視聴者の多くが私と同じようなことを考えながら見ていたんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか?
これぞアニメ!って感じの強引さが逆に新鮮かも
前項で書いたとおり、今回改めて第1話を見てみたわけですが、のっけからして、かなり強引な展開に
「昔のアニメってこんな感じだったよなぁ」
って妙に感心してしまいました^^
理屈とか、伏線とか関係なしで、唐突に物語がスタートしちゃう。それに物語の展開も「お約束のストーリー」と割り切って進めてしまっている感じで、新鮮でしたよ。
「魔法使っているから」ということで、何でもありなのはわかるんですがね(笑)いまでもこの手の強引な展開ってやられているのかな?
私の印象は、いまのアニメって確かに大人が見ても面白いように妙に理屈っぽい感じになっている気がするんですよね。でも、それって子供が求めていることではない気もするんですよ。
理屈をこねて説明できるより、「魔法だから」という「(いい意味での)屁理屈」で進めてもらった方が、子供は面白がるように思えてなりません。少なくとも、子供の頃の私はそんな感じでした(笑)
気になる声優陣は?
ミンキーモモの気になる声優陣ですが、次のような感じです。
- ミンキーモモ:小山茉美
- シンドブック:田の中勇
- モチャ:木藤玲子
- ピピル:三田 ゆう子
- 王様:増岡弘
- 王妃様:塚田恵美子
- パパ:納谷六朗
- ママ:土井美加
増岡弘って、当時は結構いろいろと出てましたよね。「王様」みたいな二等親系ギャグキャラって似合ってたんですけど、いつの間にか、マスオさんとかジャムおじさんとかが定着していったという印象があります。つい最近亡くなられてしまって、本当に残念に思っています。
田の中勇も、目玉の親父がデフォルトになっている人多いと思うんですが、実は結構こういうキャラもやっていたんですよね。アニメファンとしては、大御所が有名作品に出演している作品はやっぱり押さえておきたいですね。
まとめ
ミンキーモモについてまとめました。今回は空モモに絞った記事にしましたが、近いうちに海モモの方も記事にしたいと思っています。
ミンキーモモはザ・80年代アニメという感じが、子供の頃の私が何となく見ていた理由のような気がしています。ミンキーモモを見ながらも、他のアニメとの共通要素を感じていて、それが子供の頃の私にとって見る楽しみの一つになっていたのかと思えるんです。
今回記事を書くにあたり、第1話を見返してみましたが、大人になった今の自分が見ると、ちょっと強引で子供アニメ然とした展開がコメディとしての面白さになっているのかなと思えました。
ミンキーモモは、動画配信サービスで配信されています。楽天TVなどであれば「プレミアム見放題パック」を購入することで「空モモ」も「海モモ」もOVA作品まで見放題になっていますよ。気になる方は是非、動画をチェックしてみてくださいね。
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