前回は好天、旋風も交えたニンニンジャー8人が牙鬼弦月に挑むものの、牙鬼久右衛門新月が好天のスキをついて終わりの手裏剣を奪うと同時に、好天の忍タリティを吸収してしまう事態に。
牙鬼久右衛門新月は、弦月から与えられた5枚の封印の手裏剣によって究極九衛門となりさらに強大な力を得ます。
弦月と究極九衛門の登場、それに加えて好天を失ったことでなす術をなくしたニンニンジャー達ですが、好天の残した遺言を見たことで、奮起し、再び牙鬼弦月打倒に向かいます。
八雲は蛾眉 雷蔵(がび らいぞう)、霞とキンジは有明の方そして凪と風花はアカイキュウビを相手にシュリケンジンで応戦。天晴は牙鬼城を前にして、究極九衛門に阻まれるのでした。
そこで究極九衛門は、終わりの手裏剣を発動し、街には妖怪があふれ、ニンニンジャー達は変身を解かれてしまいます。
強大な力を持った2大妖怪、そして終わりの手裏剣、それらを前に果たしてニンニンジャー達は弦月を倒し、この世に平和をもたらすことはできるのでしょうか?
忍びの最終章を視聴した感想をまとめました。
- 番組名:手裏剣戦隊ニンニンジャー
- サブタイトル:忍びの最終章 「忍ばず未来へワッショイ!」
- 放送日:2016年2月7日
- 視聴日:2020年12月23日
- 視聴サイト:Amazon Prime Video
忍びの最終章 あらすじ
起究極九衛門によって、伊賀崎流の忍術が使えなくなり、ニンニンジャーへと変身もできなくなった天晴たち。
それでも街じゅうに現れた妖怪たちと必死に戦います。
究極九衛門が天晴にとどめをさそうとしたその瞬間、5人の仲間たちが集結。
6人が集まったことで、皆の忍タリティが高まり、ニンニンジャーへ変身することができるのです。変身したニンニンジャー達は、新シュリケン忍法奥義 衝撃爆裂斬と斬撃によってついに究極九衛門を打ち破るのでした。
承敗れた九衛門を用済みとみなした牙鬼弦月は、九衛門を吸収し巨大化。
これに対し、ニンニンジャー達はゲキアツダイオーで応戦します。
牙鬼弦月の妖力の前に防戦を期していたニンニンジャー達ですが、6人が奮起し直し渾身の一撃を牙鬼弦月に食らわせることに成功。
この一撃を放つ際にニンニンジャーが言った
「オレたちは忍者だ!」
という言葉に対し、弦月の中に取り込まれていた九衛門が反応し、弦月から分離することができたのです。
強大な力を持っていた九衛門が離れたことで、力の弱まった弦月に対し、ゲキアツダイオーのゲキアツ大フィーバーを放ち、とうとう弦月を倒すことができたのです。
一方、弦月から分離することができた九衛門は、最後に好天(よしたか)を
「お師匠」
といい光となって消えていくのでした。
牙鬼弦月そして九衛門を倒しても街の中の妖怪は消えません。その様子を見ていたニンニンジャー達の前に「終わりの手裏剣」が現れます。
好天も、好天を倒した九衛門もいなくなったいま、「終わりの手裏剣」が「ラストニンジャ」として認めたのは、ニンニンジャー達6人だったわけです。
「終わりの手裏剣」を手に入れたいま霞は「終わりの手裏剣」の力で平和な世界に戻すことを提案するわけですが、天晴は「『終わりの手裏剣』のない世界」にすることを望もうとします。
「終わりの手裏剣」さえなければ、「世界を滅ぼすこともできなくなる」
という理屈で。
ニンニンジャー達はこれに、同意、「『終わりの手裏剣』のない世界」を「終わりの手裏剣」に願い、見事世の中は再び平和を取り戻すのでした。
平和な世界が戻るや否や、道場から出ていこうとする天晴。それを見ていたキンジは天晴に「どこに行くのか」と尋ねます。
しかし、そんなキンジも道場を後にしようと用意していたわけです。そして、八雲や霞もまたそれぞれの元居た場所に戻ろうとしていました。
好天の修行が終わったことで、離れ離れになることに寂しさを禁じ得ない凪と風花。
そんな2人を見ていた旋風(つむじ)の提案により、2年後に再び道場に集まり、誰が一番強くなったのか中間発表するという約束をする6人。
それぞれのラストニンジャになることを誓いつつ、天晴、八雲、霞そしてキンジの4人は道場を去るのでした。
やっぱり九衛門がすべての鍵でしたね♪
九衛門と天晴そしてニンニンジャーとの戦いの中で、九衛門は自分が
「自分自身がラストニンジャ、好天に憧れていた」
ことを思い出します。
正確にいうと、天晴によって思い出されたわけですね。
これによって、とどめをさされた好天が九衛門に渡した手裏剣が忍シュリケンに変化したわけです。
九衛門は、忍者への憧れと同時に「家族」への憧れもあったわけです。
一人、444年後の世界に飛ばされたわけですからね。
「家族がいなくて、孤独である」という点が、キンジとの共通点というわけだったんですね。これで何故九衛門が執拗にキンジを誘おうとしていたのか、キンジに対して「僕と君は似た者同士」と話していたのかということの伏線回収ができました。
なるほどなぁ・・という感じです。
九衛門が実の父である弦月を蘇らせたかったのは、キンジが父親と兄を生き返らせたいと望んでいたことに符合すると考えれば、本当にすっきりとした答えになりますね。
そして、そういう思いを抱いた九衛門を弦月が自分の一部として取り込んでしまうわけですが、これが逆効果になってしまった感じです。
ニンニンジャー達からの「オレたちは忍者だ!」という掛け声で取り込まれていた弦月の体内で自分を取り戻し、弦月から分離することに成功してしま受けです。
結局、これが最後の勝利への鍵になったわけですね。
それぞれの目指す世界へ羽ばたくという結末
もともとニンニンジャー6人の目指していたものは「ラストニンジャになること」だったわけですが、そのラストニンジャになるための修行の中で「ラストニンジャではない何者かになること」へと目標が変わっていったということなんでしょうね。
これもある意味、最終回への伏線だったというわけですね。
そうでなければ、天晴やその他のメンバーが「『終わりの手裏剣』のない世界」になることを決断できなかったでしょうから。
八雲の場合、序盤から明確に「魔法忍者」というキーワードがありましたし、そもそも論で彼は魔法忍者になるべくイギリスに言っていたという背景からも、何となくわかっていたんですよね。
ただ、それ以外のメンバーはストーリーの中で徐々に、そういう部分が出てきたという感じで、後半の5~10話くらいが超重要なお話だったというわけだったんですね。
ちなみに凪と風花はまだ高校生ということで、これから見聞を広めて新たな道を模索していくという結末でしょうか。
ニンニンジャー全体の感想
今回、ニンニンジャーを初めて視聴しましたが、思っていた以上に面白かったです♪
- 設定
- ストーリー(構成)
- アクション
私的には上記の3点が良かったと思いました。
ロボットは、ゲキアツダイオーは好きでしたが、シュリケンジンは△かな。
忍者という設定がどう転ぶのかなと思い、少々心配していたんですが、かなりカッコよくアレンジされていて、◎でした。
ストーリーやストーリー構成も、よく練られていて楽しめましたよ。
Amazon Prime Videoのコメント欄で「アクションが良かった」と書いていらっしゃった方がいたんですが、私も同意です。
本作のアクションは、非常にかっこよく仕上がっていたと思います。軽快かつダイナミックなアクションで、まさに「忍者」さながらでした。
いまのスーパー戦隊シリーズってみんなあそこまでのアクションなのかな?
自分の発想が変わったのかもしれませんが、ニンニンジャーは戦闘シーンが見ていて飽きませんでしたよ。それくらいアクションが良かった。
もしかしたら、私が見たことのあるスーパー戦隊シリーズ作品の中でアクションだけだったら、一番かもしれません。
あと、子供番組然とした軽妙なお笑い要素も良かったと思います。
この作品は、一度は見ても良い作品の一つと言えるのではないでしょうか。
まとめ
ニンニンジャー47話を見終わりました。
結論として、ニンニンジャーは非常に印象深い良い作品であったと思います。
機会があったらまた見てみたいなとも思っていますよ。
ストーリーの内容を把握したうえで前半部分を見たら新たな発見があるかも。(←それはどんな作品でもそうですね( ´艸`))
ニンニンジャーには映画や Vシネマ作品も出ているようですので、こちらも機会があれば見てみたいと思います。
その時は、感想を書くので楽しみにしていてください。
私はニンニンジャーをAmazon Prime Videoで見ています。本記事執筆時点ではまだ無料配信されていますよ。
Amazon Prime Video以外にU-NEXTやhuluでも定額無料配信がされているみたいです。
気になる方はチェックしてみてくださいね。
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