昭和仮面ライダーに関する記事です。
子供の頃はあまり見ていなかった仮面ライダーのシリーズですが、その理由は仮面ライダーの物語に隠されている重厚なテーマにあったのだと思っています。
あまり見ていなかった番組なので子供の頃の記憶と事実とをすり合わせるべく、昭和仮面ライダーについてまとめてみました。
子供のころはあまり仮面ライダー見てなかったです
平成仮面ライダー、かなりの人気でしたね。令和になって1年以上経つ今では完全に過去の話ですが。
私も平成仮面ライダーはほぼチェックさせていただきました。内容もかなり良かったと思っています。
でも、実は私の世代って、今回の記事のテーマである昭和仮面ライダーについてはちょうどすっぽりと抜けている世代に当たるんじゃないかと思うんですよね。
幼少期に仮面ライダースーパー1を見ていた記憶があって、次は小学校高学年くらいに仮面ライダーBLACKそして仮面ライダーBLACK RXを見ていたかな。
でも、単にそれだけで、あまり印象に残っていなんですね。後述するようにBLACKはちょっと記憶に残っているんですが。
仮面ライダーBLACK RXが終わった後、しばらくなかったんじゃないかと。少なくとも私は見ていなかったんですよね。
ちょっと調べてみたところ、仮面ライダーの放映年って、次のような感じだったみたいです。
- 1971年4月~1973年2月:仮面ライダー
- 1973年2月~1974年2月:仮面ライダーV3
- 1974年2月~1974年10月:仮面ライダーX
- 1974年10月~1975年3月:仮面ライダーアマゾン
- 1975年4月~1975年12月:仮面ライダーストロンガー
- 1979年10月~1980年10月:仮面ライダー(スカイライダー)
- 1980年10月~1981年9月:仮面ライダースーパー1
- 1987年10月~1988年10月:仮面ライダーBLACK
- 1988年10月~1989年9月:仮面ライダーBLACK RX
というわけで、やっぱり自分の感覚はあっていたみたいです。
それにしても、こうして年代順に並べてみると、昭和ライダーって結構紆余曲折を経て放映されていたって感じが伺えますよね。
今回Wikipediaの記事も見直してみてみたんですが、最初のシリーズの後半から相当人気になって続編ができたところまではよかったみたいなんですが、その後かなりご苦労があったみたいです。
コロコロコミックで仮面ライダーBLACKを読んで面白いと思った記憶
小学生の頃、ずっとコロコロコミックを読んでいたんです。
それで、1987年に仮面ライダーBLACKが連載され始めて読んでいたんですよ。この漫画は、石ノ森章太郎が直接書いているわけではなく、小林たつよしが描いていたんです。
子供ながらに小林たつよしの絵が好きだったこともあり、興味を持って読み始めたんですが、ストーリーも面白くて結構毎月楽しみにしてたんですよね。
あれ読んでいて、仮面ライダー然とした姿になる前のまさに「バッタ」的な姿をした主人公をみて、衝撃を受けたのを覚えています。
丁度思春期に入る時だったからなのか、ちょっとグロテスクな絵に興味を持っていたのと、漫画自体も面白いと思って漫画を読み続け、そしてテレビ番組の方も見ていたんだと思います。
あと、シャドームーンがカッコよかったというのもあったかも。
ただ、そういう表面的なものだけで、物語の根底にあるテーマとか、主人公の心理とかいったところまでは考えていなかったですよ。
昭和仮面ライダーのストーリーって結構重いテーマでした
昭和仮面ライダーの大まかなストーリーは大体次のような感じでした。
- 主人公が秘密結社に捕まって、改造される
- 改造が完了する直前(脳を改造される前に)で逃げ出す
- 主人公と同じように改造された「怪人」と主人公の仮面ライダーが闘う
つまり、異形の存在となり人間に戻れず、敵と人間との狭間で様々な苦悩を抱きながら自分を異形の存在とした敵(秘密結社)と闘う。これがもともとの仮面ライダー。
これ結構深いテーマで、Wikipediaによくまとめられているんですが「同族同士の戦い」とか「親殺し」という概念を含んでいるみたいですね。
ちょっと話はそれますが、石ノ森章太郎の漫画って、こういうコンセプト多いらしいですよ。(ぱっと思いつくのはサイボーグ009ですかね)
だから、仮面ライダーってもともとはダークストーリーで幼稚園生や小学校低学年が見る番組ではないんですよね(^^;
ただ商業主義的には子供に見てもらわないと困るわけで、そういう「義務」がテレビ番組のてこ入れに大きく関わってきたみたいです。
ちなみに、いまの仮面ライダーには、↑のような「秘密結社に改造された者が、その秘密結社と闘う」というコンセプトが全くないんですよね。
これは「改造される」というところが放送倫理上ひっかかるようで、それに対する配慮なんだとか。そのために、根幹の部分である「同族同士の戦い」、「親殺し」をあの手この手のストーリー設定で形を変えて構成しているみたいです。
こうやって昭和ライダーを振り返ると、仮面ライダーって他のヒーローものとは全く別次元のヒーローというイメージですよね。改めてそう思います。
いまの自分は、そういう重厚なストーリーがあった方が楽しめると思いますが、子供の頃ってやっぱり「見た目」とか「(笑える)面白さ」を重視して番組をみてしまうので、どうしても印象が薄かったんでしょうね。
スーパー1のバイクはかっこいいと思ってましたけどね(笑)
まとめ
昭和仮面ライダーを改めて視聴すると、新たな発見があったり、これまでとは全く違った角度から見れて楽しめるかもしれないなぁ、とは思っています。
幸い、いまは昭和仮面ライダーも、YouTubeや楽天TV、Amazon Primeなどでいつでも見られるので、いつか見てみたいと思っています。
ちなみに、配信されるタイミングによっては無料で見られるみたいですよ。
無料か有料かはさておき、いつか視聴した時には、記事にしたいと思いますので、記事を楽しみにしておいてください。
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