進撃の巨人 The Final Season #70:世界に疑問を抱き始めたガビと真正面から見ているファルコが描かれた回

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前回は「The Final Season」が始まる前のエピソードを中心に、現在のパラディ島上層部の混沌とした状況が描かれました。

ヒィズル国のキヨミ・アズマビトにより伝えられたジーク・イェーガーの計画を知り、パラディ島の内部で分裂が起き始めていることを予見させる展開が見られましたね。

そしてそれぞれの意見は、皆それぞれに正論であり、何が正しいのか誰にも分からないが故に不安と見えない脅威に対して混沌としてきていることがよく伝わってきました。

今回はガビにスポットライトのあたるエピソードが描かれるようです。どのような話となるのか非常に楽しみな回となりそうですよ。

#70「偽り者」を視聴した感想をまとめました。

  • 番組名:進撃の巨人 Final Season
  • サブタイトル:#70 偽り者
  • 放送日:2021年2月22日
  • 視聴日:2021年2月28日
  • 視聴サイト:Amazon Prime Video

#70 偽り者 あらすじ

今回はガビに焦点を当てたエピソードが中心に描かれました。

大筋は次のような感じです。

  • 牢屋の中で急に苦しみ始めるガビ
  • 看守が心配して牢屋の中に入るや、ガビはレンガで看守の頭部を攻撃
  • 看守が気を失っている隙に、ガビとファルコは拘束されていた施設から逃亡に成功
  • 一晩中逃走し、川へたどり着いたガビとファルコは今後について口論となる
  • そこへ一人の少女 カヤが現れ、事情を尋ねる
  • ファルコはとっさに嘘をつき、少女の家で食事を食べさせてもらうことになる
  • 食事を食べさせてもらった後、厩舎で農場の手伝いをするガビとファルコ
  • 昼食となり、カヤと食事をしながら話をする中で、カヤはガビとファルコがマーレから来たことを知ったうえで匿ったことがわかる
  • その後、カヤは自分の村にガビとファルコの二人を連れていき、昔巨人によって母親が目の前で食べられたこと、そしてその場をサシャに助けられたことを二人に話す
  • カヤは何故母親が巨人に生きたまま食べられなくてはならなかったのか、二人に問う
  • ガビはカヤたちの先祖がしてきた悪行を訴えるが、カヤの母親が巨人に食い殺された理由にはならないとカヤは問い続ける
  • ついにファルコがマーレ軍の威力偵察にカヤの母親が巻き込まれ、亡くなったという事実を伝える
  • カヤは母親が死んだ理由を受け入れる
  • そしてカヤは二人に対して、自分を救ってくれたサシャのような人になりたいと話すのであった

一方、街の中ではエレンが幽閉され、義勇兵も拘束されているという噂がひろまっていたのです。この噂を流したのはフロックを含む4人の兵士で、その4人は皆懲罰房に入れられてしまいます。

そんな中、ヒィズル国のキヨミ・アズマビトは、ジーク・イェーガーの計画した「地鳴らし」の実験の観測用飛行艇をもってパラディ島に上陸したのでした。

またマーレ本国では、マガトがジークの死体が見つからないことに疑問を持ち、マーレを裏切った可能性を戦士隊のメンバーに伝え、ライナーを筆頭に戦士隊は一刻も早くパラディ島に奇襲を仕掛けることを提案したところで今回は終了となりました。



世界に疑問を持ち始めたガビにとっての衝撃的な事件

ガビはジーク・イェーガーがマーレを裏切ったことを知り、誰を信じていいのかわからなくなっています。

そんなガビが今回自分が殺したサシャの父親が経営する厩舎に世話になるという運命のいたずら的なエピソードになりました。

しかも、カヤに全面的に助けられるという形で。

カヤは以前巨人に母親を食べられているのを黙って見ていたところを、サシャに助けられた少女です。

そのカヤは自分を助けてくれたサシャのような人になりたいと、この二人がマーレ人であることを知りながら助けたわけですね。ただ、自分が助けたガビが、実は命の恩人であるサシャを殺した張本人だとは知らずに。

今回のエピソードで先祖の犯した罪と今を生きる人は関係ないという非常にシンプルですが、時として議論となるテーマがカヤによってガビに投げられました。

ガビはひたすらにエルディア人の祖先が犯した罪を言うことしかできなかったのですが、カヤの母親が巨人に食われた理由にはならなかったわけです。

これこそが進撃の巨人の中に唯一救いを与えるかもしれないテーマなのではないかと私は思います。

そして、このテーマに素直に答えたのが、ファルコだったんですね。

今回のテーマがガビをマーレの洗脳から解くきっかけになるのかどうかは、この先のエピソードを見る必要がありそうです。

でも、その前にもう一つ課題がでてきました。

カヤが提案した「マーレ人が働くレストランに一緒に行けばマーレに帰る方法が見つかるかもしれない」という話のことです。

これ、ニコロのレストランのことですね。前回、ニコロがサシャの父親をレストランに招待していましたからね。

問題は、ニコロのサシャに対する感情・・・です。

もし、ニコロがガビの発砲によってサシャが死んだ事実を知ったらどうなるんでしょうかね?

憎しみが憎しみを生み出すのでしょうか?それとも・・・。

このエピソードが描かれる回が楽しみですね( ´艸`)

ファルコはガビに何をしてあげられるのか?

多くの罪を犯したガビに対して特別な感情を抱くファルコはずっとガビについてきて、そして助け続けています。

カヤについていくシーンでも、サシャの父親に挨拶をするシーンでも。

また、カヤが自分の母親が巨人に食われた理由をガビに尋ねたシーンで、最後はファルコが助け舟を出した形でカヤを納得させました。

「The Final Season」が始まってからずっとファルコはガビの対立軸的な描かれ方をされているわけですが、この先ファルコはガビに何をしてあげられるのか?というところが一つの見どころになりそうです。

ライナーから言われたように「ガビを救う」存在となるのか?そして、その「救う」というのはどういうことなのか?その視点がもう少し先まで必要になりそうですよ。

少なくとも、ガビが短絡的に次々に人を殺していくような生き方をファルコは望んではいないようです。そのような考え方をガビは変えていけるのでしょうか?

パラディ島内部の混沌とした状況を見ると、この二人ばかりが描かれることはないでしょうから、次にガビとファルコにスポットライトが当たるエピソードまで待つ必要がありますね。

いまから楽しみです♪

次回はパラディ島内部で何かが動き始める回になるかも

今回の予告では、正直、何が起きるのかわかりませんね( ´艸`)

ただ予告の映像の中で建物が爆破されている様子が映ったり、エレンの前にピクシス指令が立っていたりするところを見ると、パラディ島内部で何かが動き始める回となりそうです。

今回の予告はあまりにも情報がなさ過ぎて、原作派の立場としては、全部言うか、何も言わないかのどっちかになっちゃいますね(笑)ですから、あえて表現すると、↑のような感じ・・になっちゃいました。

前回や今回のエピソードから、パラディ島勢力が非常に不穏な状況にあることは少しずつわかってきたわけです。

少なくともピクシス指令をはじめとする軍の中央部とハンジやリヴァイたち、そしてフロックたちの3つの勢力図に分かれているような印象は見えてきたのではないでしょうか?

その勢力の間にいるのが、ミカサやアルミン、ジャンやコニーという感じ・・・かな?

何はともあれ、次回のエピソードでその辺りの勢力図が明確になってきそうです。

次回のエピソードも見逃せません。

まとめ

「進撃の巨人 The Final Season」の第11話について、あらすじと物語の背景についてまとめてみました。

今回はガビとファルコが中心に描かれました。ガビが殺したサシャの父親に匿われるという運命のいたずら的なエピソード。

しかも、サシャを命の恩人と考えているカヤまで絡んできているわけです。

今回のエピソードでガビは、本当の意味で何を信じていいのかわからなくなってきたのではないでしょうか?

この二人のいる世界とは別の場所では、パラディ島の勢力図が大きく変わろうとしていることもわかりました。

次回はその勢力図がより鮮明に見えてきそうです。

次回も楽しみです。

私は「進撃の巨人 The Final Season」をAmazon Prime Videoで見ています。本記事執筆時点ではまだ無料配信されていますよ。

Amazon Prime Video以外にU-NEXTやhuluでも定額無料配信がされているみたいです。

気になる方はチェックしてみてくださいね。

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