前回は「3rd Season」と「The Final Season」の間に起きたエピソードが中心に描かれました。
これにより、今回の作戦の成功に貢献したのが、マーレ国内の内通者、義勇兵であり、彼らはジーク・イェーガーの信奉者であることがわかりました。
そんな彼らはジークの計画を実現する目的で、3年間パラディ島にマーレの様々な技術を伝えてきたことが描かれました。
そんな義勇兵がなぜかパラディ島の軍に拘束される事態となったわけですが、どうしてこのような事になったのでしょうか?
今回は義勇兵が軍に拘束されてしまった理由が徐々に説明されるエピソードとなるようです。タイトルの「正論」は誰の何に対する正論なのでしょうかね?
#69「正論」を視聴した感想をまとめました。
- 番組名:進撃の巨人 Final Season
- サブタイトル:#69 正論
- 放送日:2021年2月15日
- 視聴日:2021年2月26日
- 視聴サイト:Amazon Prime Video
#69 正論 あらすじ
今回も前シーズンである「The Final Season」が始まる前のエピソードを交えたストーリーが展開されました。
大筋は次のような感じです。
- パラディ島の港が完成、ヒィズル国との外交が始まる
- ヒィズル国のキヨミ・アズマビトにより、ミカサの出生が明らかにされる
- キヨミ・アズマビトはパラディ島の道の地下資源である「氷爆石」を手にする可能性を餌に、ジーク・イェーガーから自分の計画に協力することを持ちかけられていた
- その「協力」とは、ジーク・イェーガーとパラディ島中枢部との取次ぎ
- キヨミ・アズマビトがパラディ島側に打診したジーク・イェーガーの計画は、次のとおり
- 「地鳴らし」の実験的活用:「地鳴らし」の破壊力を世界に見せつける
- ヒィズルの介入:「地鳴らし」の必要がなくなるまで、島の軍事力を世界の水準並みに底上げをする
- 軍事力の底上げができるまでの間、「獣の巨人」を王家の血を引く者へと継承していくこと
- このジーク・イェーガーの計画に対し、エレンは賛同しかねる発言をしたのであった
一方、現在の話では次のようなシーンが描かれました。
- 懲罰房でのエレンとハンジとの会話:エレンはハンジに「戦槌の巨人」の力を使えば、いつでも地下から脱出できること、また始祖の巨人の力を持つエレンを殺すこともできない。ハンジたちにはエレンに対し何もできないことを伝える。
- ナイルたち憲兵団たちの会食のシーンでは、ヒストリアが妊娠していることについての会話がなされる
- 妊娠しているヒストリアは、巨人化して獣の巨人の力を継承することはできないことを憲兵団のローグが批判(これができないため、危険人物とみられているジーク・イェガーを野放しにしていると考えている)
- 鏡に向かってエレンが「戦わなければ勝てない・・戦え・・戦え」と自分に言い聞かせる
- ミカサ、アルミン、ジャンそしてコニーの4人は、エレンの変貌ぶりを話し合い、アルミンはもう一度エレンと話し合いの機会を持つことを提案する
ジーク・イェーガーの計画が少しずつ明らかになって来た回
今回のエピソードでジーク・イェーガーの計画が(一応)明るみになりました。
しかも、第三勢力というかこれまで全く話に出てきていなかったヒィズル国という国が登場し、そこを介してパラディ島側に計画を共有するということになったわけです。
ジークがパラディ島の幹部達にほとんど信頼がないため、こういう形になったわけで、これはある意味非常に納得のいく展開と言わざるを得ませんね。
この展開のもっともらしさをサポートするエピソードが、憲兵団たちの食事のシーン。彼らがジークを信頼しておらず「さっさと王家の血を引くヒストリアを巨人にして食わせればよい」というある意味の正論をローグという兵士が展開するわけです。
このシーンの面白いと思ったところは、ナイル(エルヴィンと同期だった憲兵団員)の言うことに対してローグが
「その正論で国は滅ぶのかもな」
というわけですが、自分のいうことも客観的に見て正論と言えるところですよね。
それくらいジークたちは危険な存在であると言えるわけです。
今回のエピソードでは原作と比較して要所要所セリフが抜けているところが目立ちましたね( ´艸`)
今回のエピソードは、要所要所で原作で書かれていたセリフが抜けているところが目立ったのですが、もしかしたら物語の構成に関わるために、あえて今回はカットされたのかもしれませんね。
後から繋がれるのかもしれないわけですが、どうなんでしょうか?
気になった個所は次のところ。
- キヨミ・アズマビトがジークと密会した際のジークの話の前半部分(ジークの素性についての説明がバッサリとカット)
- 憲兵団たちの食事のシーンで、ローグがなぜジークを脅威と感じているのかという大きな理由の一つを話している部分
キヨミ・アズマビトがパラディ島側に示したジークの計画のうち「3つめの過程」を説明するくだりも説明が要約(?簡略化?)されていてちょっとわかりにくい内容になっているのですが、ここはまぁ、よしとしましょう。
アニメ版の進撃の巨人は物語がより伝わりやすくするために、構成が工夫されていて、確かに分かりやすくなっている点がよいと思っています。
上記の内容は確かになくても物語として伝わるので、カットされたのかもしれませんね。
今後も、どのような内容がカットされていて、物語に影響が出そうかどうかについてもチェックしていきたいと思っています。
アルミンは果たしてエレンと対話をすることができるのか?
アルミンがジャンやコニーたちに、エレンと「対話する機会」を持つということを話していましたが、果たしてそれは実現するのでしょうか?
いまやエレンは、パラディ島に取って非常に重要な人物であると同時に危険人物となってきているようです。
例えエレンと幼馴染で、第104期の同期であるとしても軽い気持ちで面会ができる状況にはなくなってきているみたいですからね。
今回のエピソードでハンジがエレンと話をしていたのは、勿論ハンジが調査兵団の団長という要職についているからだと思います。
そうでなければ、叶わない。それだけ軍の中で緊張感が増してきているというわけです。
そのために自分たちに多大な貢献をしてきた義勇兵をも拘束し、ジークへの足かせとしているわけですし。
もし、エレンが軍の意思とは無関係にジークと接触を持った場合、「地鳴らし」を発動されるかもしれません。また、王家の力によってエレンとジークにとって都合のよい記憶に改ざんされてしまう危険性もあるわけです。
すでに壁の中の上層部はそこまでの情報を持っているわけですから、身長にならざるを得ないというわけです。
ということで、アルミンのエレンとの対話については、そうやすやすとは実現しないと考えた方が正解かもしれませんね。
次回はガビが悪魔と会食するエピソード(笑)
予告によると、次回はガビが悪魔と会食をするエピソードみたいですよ(笑)
もちろん、「悪魔」というのはパラディ島の住人のことなわけですが一体誰と会食をするのか?というのがポイントです。
予告の映像を見ると、分かってしまうのですが、一応この場では答えを書かないようにしたいと思います。
ただ、次回のエピソードが非常に重要な内容の始まりであることは書いておきたいと思います。
このために、ガビ・・・というか、ファルコがくっ付いてきたと言っても過言ではありませんので。
次回のエピソードも見逃せません。
まとめ
「進撃の巨人 The Final Season」の第10話について、あらすじと物語の背景についてまとめてみました。
今回は「The Final Season」が始まる前のエピソードを中心にしつつも、現在のパラディ島上層部の混沌とした状況がところどころ描かれました。
パラディ島上層部はジークに対して信頼をしておらず、その結果としてパラディ島に協力的であった義勇兵を拘束する自体にまで陥ったわけです。
さらに、女王であるヒストリアを露骨に批判する憲兵団の兵士が現れる始末。
自体が非常に複雑になってきている様子が少しずつですが描かれ始めています。
毎回のエピソードを丁寧に捉えていかないとよくわからないので、注意して見ていきましょう(笑)
次回は再びガビに焦点があてられたエピソードが描かれるようです。
進撃の巨人のテーマに関わる内容の始まりになると思いますので、期待したいと思います。
次回も楽しみです。
私は「進撃の巨人 The Final Season」をAmazon Prime Videoで見ています。本記事執筆時点ではまだ無料配信されていますよ。
Amazon Prime Video以外にU-NEXTやhuluでも定額無料配信がされているみたいです。
気になる方はチェックしてみてくださいね。
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