第12話は力石徹と一触即発の状況から一転、慰問に来ていた丹下段平の機転でその場を治めることに成功。
代わりにリングの上でボクシングというスポーツによって丈と力石の決着をつけることになりました。
そして、丹下段平はある必殺技を丈に教えるのでした。
ただ、段平は丈に体で覚えさせたようで・・・、丈は完全に伸び切ってしまったというところで物語は終わりました。
今回、丈と力石との死闘の幕は開けられるでしょうか?また、段平から教わった必殺技は何だったのでしょうか?
あしたのジョー第13話を視聴した結果をまとめました。
丈は終始力石打倒のための必殺技にしか興味のない様子でしたよ♪
丹下段平から必殺技の特訓を受け、ノビてしまった丈。
その日から3日間、ほとんど口をきかない状態が続いていたようです。
必死に看病をする西(笑)
すると、なぜか突然丈が西を挑発し始めます。
そして西が本気で怒り、丈を殴りにかかるわけですが、西は返り討ちに。その返り討ちにあった方法がポイントだったんですね。
丈は、丹下段平から教わった必殺技を自分のものにするために、わざと西をたき付け練習相手にしたみたいなんです。
普通に「練習相手になってくれ」と言っても、本気でかかってこられないと判断したみたい。
今回は、同じような方法で他の院生も練習相手にし、少しずつ自分の技にしていく様子が描かれました。
面白かったのは、その様子を見ていた力石。
はじめのうち、力石はボクシングの試合で丈に負けるはずがない、そう思って疑わなかったわけです。しかし、「(丈流の)練習」を見ていて気が付いたようです。段平が教えた「必殺技」の正体に。
そして、意図せず丈の練習になりのびてしまった多くの院生の様子を見て、このままではマズイと思ったのか、なんと暴れ牛を相手に特訓し始める力石。
この辺は、まさにザ・昭和的な演出かもしれませんが、意図するところはわかりますよね( ´艸`)
それくらい真剣に練習に打ち込んだということ、そして、それくらい力石の実力がものすごいということを表現したかったわけです。
力石の練習台になった暴れ牛ものび切って(!)、リアカーで運ばれていました(笑)→というか、暴れ牛のあの巨体をリアカーに乗せられないよね。
丈はこの特訓について聞き、牛舎に行くと、特訓を終え汗だくになった力石がいたんです。いつもあれだけ涼しげな力石が、「はぁはぁ」言いながら四つん這いになっていた様子を見て、丈の額には冷や汗が。
それから、派手な特訓は終え、ずっと何かを考えている風な丈。
試合の直前まで、そんな様子でした。
ですが、丹下段平や子分の子供たちが試合の観戦に訪れ、吹っ切れた様子の丈はリングの上へと上がっていき、今まさに試合が始まろうとしているというところで、今回は終わりでした。
今回のお話では、丈のボクシング習得の速さがよく描写されているなぁと思いました。
丈のボクシングセンスはやっぱりすごいのかも
結果として、1週間後の日曜日に力石と丈はボクシングで試合をすることになったわけです。やっぱり、丈のボクシングセンスはものすごいのかもしれません。
だって、たった一度食らっただけの技をこんな短期間で自分のモノにしたんですからね。
自分の技にするための効果的な特訓方法を、自ら考えて実践するところもすごいと言わざるを得ません。これもまたある意味ボクシングセンスと言ってもよいのではないでしょうか?
技の勘所をつかまないと、効果的な練習方法は考えられないでしょうからね。
その練習方法を考えるために、ずっとベッドの上でイメージトレーニングをしていたのかもしれませんね。
力石の特訓の様子を見た後もずっと考え込んでいるようでした。これもまた、自分が勝つためのイメージトレーニングをしていたのではないでしょうか?
そういう意味で、丈は単に体力があって運動神経が良いだけの不良少年ではないということが良くわかります。ボクシングセンスという言い方では平凡すぎる、才能の持ち主と言わざるを得ません。
そういう丈の本質が良く描かれていた回だなぁと思いました。
力石はただのチンピラじゃないですね(笑)
丈の特訓の様子を見るまでは丈のことを見くびっていた力石。
しかし、丈の特訓の様子を見て、その正体を分析。そこからどんな特訓があったのかを突き止めて、自分の勝率を計算したうえで、暴れ牛を相手にした特訓をしたみたいです(笑)
「暴れ牛」を相手にすること自体の是非は、とりあえずおいておいて、どんな相手であろうと確実に勝つために最善を尽くすという力石の考え方がよくわかるストーリーでした。
力石が登場してからあまり長くないですし、どちらかという、とにかく強い男というイメージしかなかった力石がわざわざここまでして特訓をするというところにインパクトがあったと思います。
ある意味、丈のことを認めているという点もわかりますね。
これまでも丈のジャブについては「プロ級だ」と認めていたわけです。でも、他の技は「ド素人」で、トータルで見ると丈は自分の相手にはならない。そう考えていた様子でした。
それが、段平に伸された丈の様子、今回の特訓の様子そして何より一度(ケンカで)戦った経験から得た丈のボクシングセンスなどを総合して、丈のことをある意味「認めた」のではないでしょうか?
力石としては、自分が敬愛する(?)白木のお嬢さんを侮辱されたことで丈を完膚なきまでにぶちのめさないと気が収まらないわけです。
そのためにできることを淡々とやった、それがプロボクサーとしての力石だともいえるのではないでしょうか。
力石はボクシングというかケンカが強くて、物静かな印象で、私の中ではケンカの好きな正直チンピラ的な印象しかありませんでした(←ある意味、丈と同じかも)。特にボクシングの試合出場停止処分を受けてからの力石の印象が強かったので。
でも、その印象が少しずつ変わりつつありますよ。
物語を通して力石という人物像があぶりだされてきている気がします。
力石との初めてのボクシングでの試合、どうなるのでしょうか?
次回は、ついに丈と力石との試合が始まります。ボクシングでの試合が!(笑)
これを待っていたんですよね、視聴者は!( ´艸`)
丈の持ち手はジャブ、右ストレートそして今回教わった「必殺技」、この3つだけなんです。
これって、はっきり言って不利だと思いますが、どうなんでしょうね。
丹下段平も来ているので、セコンドについて丈にいろいろとアドバイスはできると思いますが、実際はどんな風に丈と関わるのでしょう?
西の動き、発言も気になってきました♪
初登場から、キャラが変わりすぎな西(笑)
最初のあのボスっぷりは何だったんだ!そういいたくなるくらいの変わりようです。
丈の女房役的なポジションを確立しようとしていますね。
今回の試合でも、丹下段平と共に丈のセコンドにつくんでしょうかね?
それから、西の発言にも結構注意する必要があるのかもしれませんね。
とうのは、今回、西のセリフで
「そうやけど、何や気になるなぁ。
丈が一つ一つパンチを覚えていくたびに、丈自身も一つ一つ不幸せにのめりこんでいくような、ワイはどうしてもそんな気がするわ。
なんや知らんけど、ほんま、ほんま気になるなぁ。」
このセリフ、遠回しに物語の今後の先行きを暗示しているような感じですね。
それを西に言わせているわけです。
私自身、力石の最後そして丈の最後くらいしか知らないわけですが、その他の「不幸せ」って何があるんでしょうかね?
その辺も気にしながら見ていくと、もっと物語を楽しめそうですね。
はやく次回が見たいです!
まとめ
「あしたのジョー」の第13話では、前回の最後に丹下段平から教わった「必殺技」を丈が自分のモノにする様子が描かれました。
丈の特訓の様子を見た力石もまた、完全な勝利に向けて暴れ牛を相手に特訓する様子もありました。
この回を通して、丈のボクシングセンスの良さやある意味での聡明さ、力石の堅実さみたいなものを垣間見たきがしました。
この特訓を経て、次回はとうとう丈と力石とのボクシングでの試合が始まります。
どのような試合運びになるのか、非常に楽しみです。
力石は宣言どおり丈を1分間で倒すことはできるのでしょうか?
とても気になります♪
次回も楽しみです!
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