第49話で力石のアッパーがきまり、ジョーはダウンさせられてしまいました。
試合を進めながら、力石のアッパー作戦の本当の意味を知ることになったジョー。
アッパーを恐れては間合いを取りすぎるために攻撃力のないパンチしか入れられず、懐に潜ればカウンターを決められる。
決定的な策を失ったジョーに力石の強烈なアッパーが炸裂し、ダウンしたところで前回は終わりました。
予告によると今回は力石がジョーの専売特許「ノーガード戦法」をやるそうです。
ということは、力石のアッパー作戦の打開策をジョーが見出したということなのでしょうか?どんな流れで力石が「ノーガード戦法」をすることになったのか、気になりますね。
あしたのジョー第50話を視聴した結果をまとめました。
力石の方がジョーよりも一枚も二枚も上手でした
今回のエピソードで、ジョーよりも力石の方がボクサーとして決定的に格上であることが示されることになりました。
大筋の流れは次のような感じです。
- 力石の強烈なアッパーをくらいダウンするジョーだが、9カウント目でロープを使い何とか立ち上がる
- フラフラの状態のジョーに力石はアッパーをもう一発放ったところでゴングが鳴り、第4ラウンドが終了。力石は紙一重のところでアッパーを止めコーナーに戻る。
- 一度はこの試合を終わらせようとする段平だったが、ジョーの目を見て試合の続行を決心する
- 第5ラウンドが始まる直前で、段平はジョーに正攻法のボクシングをするように指示する
- 「ノーガード戦法」をやめ、ガードをとった正攻法のボクシングを始めるジョー
- 「あしたのためにその1、2、3」で攻撃するジョーに対して、力石も応戦する
- 必死で攻撃を続けるジョーだが、力石には決定打を与えることができない
- 第6ラウンドに入り攻撃を続けるジョーの一発が、偶然(?)にも力石にヒットし、力石はダウンを取られる
- 立ち上がった力石は突然ジョーの専売特許である「ノーガード戦法」を取る
- 攻撃を仕掛けようとするジョーだが、段平の声を聴き、攻撃をやめる
- 手が出せないジョーは、力石の迫力に押され攻撃をせず逃げ続ける
- 力石に手を出せないジョーは、自らも「ノーガード戦法」に戻し力石と対峙する
- 二人が「ノーガード戦法」で攻撃をしない状態で第6ラウンドが終了
- 第7ラウンドが始まっても二人は「ノーガード戦法」を続け、攻撃できない状態のまま第7ラウンドが終わる
- 第8ラウンドが始まり、このまま二人が攻撃をしないまま試合が終われば判定負けで自分の負けになることを悟ったジョーは自ら力石に攻撃を仕掛ける
- ジョーの左ストレートに対してクロスカウンターで返そうとする力石の攻撃を避け、右手ストレートを打ちこむジョー
- その右手ストレート力石はかがんで避け、そしてアッパーをジョーに入れる
- ジョーはダウンし、力石はダウンしたジョーを見つめながら心の中でつぶやく「終わった・・・何もかも・・」
圧倒的に劣勢な状況下で必死に食い下がるジョーが印象的な回でした
前回力石のアッパーによってダウンしたジョー。
何とかダウンから立ち上がったジョーですが、立っているのがやっとという状態でしたね。
そんなジョーが「ノーガード戦法」という奇をてらった作戦に頼れなくなった今、正攻法のボクシングに切り替えたのは非常に印象的な場面となりました。
これはまさに青山との一戦を思い出させてくれる場面だったともいえるかもしれません。
でも、当然ですが正攻法のボクシングなら、やっぱり力石の方が上なんですよね。技術的に。
その辺も良く表現されていました。
それにパワーバランス的に上手だなと思ったのは、いくら「正攻法のボクシングなら力石」といっても過度な減量で体力が落ちている力石は、通常の力石と比べれば弱いはずなんですよね。だからジョーとの打ち合いでもある意味「良い塩梅」の試合として描かれているという点でしょうか。
そんな状況で勝利を目指して、とにかくできることをやるジョーの姿が印象的に描かれていましたね。
そして、ヤケクソさながらにぶん回したパンチが偶然(?)力石のこめかみに当たったというのも、よくできた演出だなと思いました。
恐らく、力石はこの攻撃を受けて自分の「状況」を悟り、最速で勝負を決められる力石版の「ノーガード戦法」にでたんだと思います。
そう考えると、本当によくできた試合の展開だなぁと思います。
ダウンしたジョーを見つめながらつぶやく力石の言葉が意味深でした
ジョーのダブルクロスカウンターに対し、ストレートではなくアッパーで攻撃した力石には驚きましたね。
これは想定外でしたし、見た後では納得のいく演出だと思いました。
「だから、アッパーだったんだ」
と思いました。
アッパーで攻めていたのは、この状況を想定してのことだったんですね。
決して奇をてらった作戦だったというわけではなく、最後はクロスカウンターの勝負になると睨んで計算されつくしてのアッパー作戦だったというのは非常に面白かったです。
そして、そのアッパーによってダウンしたジョーに
「終わった・・・何もかも・・」
というシーンが本当に印象的で、かつ「意味深」でした。
まだカウントも取られていない状態で「終わった」というのはよくわかるわけですが、「何もかも」って「どういう意味?」と誰もが思いますよね。
そうなんです。
挙げるとしたら次のようなことでしょうか?
- ジョーとの因縁の試合(この試合)
- プロボクサーとして自分がなすべき事(草ボクシングの決着をつけるということ)
- 葉子との約束(?)
- 地獄のような減量
こんなところでしょうか?
これらも当然そうなんでしょうが、本当の意味するところは・・・やはりアレですよね・・・。
これは力石自身が試合でダウンした際に悟っていたことなのかもしれませんし、そうではなく作者が力石にこれから起きる「事態」を語らせたということなのかもしれませんね。
いずれにしても非常に重い一言でした。
次回は力石の訃報がジョーに舞い込むエピソード
次回のエピソードですが、要点についてはもう視聴をする必要がないほど有名な話になります。
でも次回予告で行っちゃだめですよね( ´艸`)
正直、ビックリしました。
「予告で行っちゃうんだ?」
って思いましたよ。
今となっては別にいいと思うんですけどね・・・。
原因についてはあえて触れませんが、試合後に力石が亡くなってしまうという有名な回になりますが、見どころはその前後の各キャラクターの描写ですね。
試合後に自ら握手を求めに行くくらい心を許した相手が突然亡くなったという知らせを聞いて、ジョーはどういうリアクションとなるのかが、非常に気になるところです。
早く次回が見たいです。
まとめ
「あしたのジョー」の第50話は劣勢のジョーが必死に力石に食い下がるものの、最後は力石のアッパーによってダウンするというエピソードとなりました。
ジョーは「ノーガード戦法」では力石に対抗できないと悟り、正攻法のボクシングに切り替え応戦するわけですが、力石には通じませんでした。
そんな力石は一度だけジョーからダウンを取れらてしまいます。その後、力石はジョーの専売特許である「ノーガード戦法」でジョーをけん制。
これに対しジョーも「ノーガード戦法」に戻し、膠着状態になりました。
しかし第8ラウンドになり、このままの状態が続けば自らの判定負けになることを悟ったジョーは自分から攻撃をするわけですが、力石のアッパーによってダウンするのでした。
今回の予告でこの試合でジョーが負けることが分かったわけですが、それにも増して衝撃なのは試合後に力石が死んでしまうということでしょうか?
力石が死ぬ前後の様子や、力石の死を知ったジョーの反応が次回の注目点になりそうです。
次回も見逃せません。
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