進撃の巨人 The Final Season #63:ファルコの優しさがライナーにとって最悪の瞬間につながった回

アニメ

前回はライナーが、自分自身の過去を回想しつつも、苦悩している様子がうかがえた回でした。

また現在の戦士候補生の一人、ファルコが以前助けたことがあった長髪で隻脚の軍人と病院内で会話する様子が描かれましたね。

その軍人の話の内容は哲学的で、ファルコにははっきりと理解できていないようでしたが、彼に対して悪い印象は持っていないようでした。

今回はジークの話の中で出てきていた「タイバー家」が登場するみたいです。どのような一家なのかが楽しみですね。

その一方で、ガビの住む町レべリオでお祭りがあるみたいです(笑)メインストーリーとの関連性が気になるところですが、それと同時にまたしても悩める戦士ライナーに何かが起きるみたいですよ。

いろいろと注目するべきポイントの多い回となりそうです。

#63「手から手へ」を視聴した感想をまとめました。

  • 番組名:進撃の巨人 Final Season
  • サブタイトル:#63 手から手へ
  • 放送日:2020年12月28日
  • 視聴日:2020年12月29日
  • 視聴サイト:Amazon Prime Video

#63 手から手へ あらすじ

今回はタイバー家が姿を現し、レべリオ区での催事に向けた段取りを進めている様子が中心に描かれました。

タイバー家は100年前巨人を打ち破り世界を救ったとされる一族なんだそうです。現在も、一族で「戦槌の巨人」と呼ばれる巨人の力を一族で継承しているのですが、誰がその力を持っているのかは明かされていない様子。

また、マーレ軍を裏から操作しているのは、このタイバー家であることも明かされました。実質的な国のトップであるということです。

このような事情もあってか、タイバー家はエルディア人でありながら現在でも世界各国の要人に顔が利くわけです。

そんな様子が、祭事前夜に催された晩餐会のシーンでよくわかりました。

その晩餐会では、エルディア人が世界からどのように扱われているのかもよくわかりましたね。シーズン4の初回の戦場のシーンでも敵の兵士から「悪魔の末裔」と言われていたわけですが、ここでも非常に差別的な扱いを受けていましたね。

晩餐会では、翌日に催される催事でタイバー家の当主であるヴィリーがエルディア人の問題に対する「回答」を「舞台」という形式で披露することを宣言するのでした。

これらタイバー家に関するシーンの一方で、次のようなシーンが織り込まれていました。

  • ファルコが隻脚の軍人クルーガーの手紙をせっせと投函する様子
  • ファルコが鎧の巨人を継承できるよう必死で頑張る様子
  • ガビを中心に戦士候補生たちが各国の要人を招いた催事を前にした祭を楽しむ様子
  • 隻脚の軍人がライナーと面会する様子

今まさにタイバー家主催の催事の幕が開かんとしているタイミングで、今回は終了です。

ファルコは重要な役割を担う人物

今回はタイバー家に関するシーンが多くを占めていました。

それに付随するかのようにファルコのシーンが随所に挿入されていましたね。それらのシーンはともするとスルーしてしまいがちな内容に思えますがが、ストーリーの背景としては非常に重要です。

結果論ですが、ファルコがこれから起きようとする惨劇の導火線に火をつけたといっても過言ではないからです。

しかも、彼には微塵もそんな悪意はなく、ただただ彼の優しさから困っていると思われる人を助けただけなのに。

言い方を変えると、彼の優しさがマーレ編を動かしているといってもよいのかもしれません。

これは進撃の巨人が始まってからマーレ編に至るまでの間、エレンの「巨人に対する憎しみ」によってストーリーが展開されていた様子とある意味真逆(対)の要素と言えるのかも。

  1. 優しさから、軍人の手紙を投函してあげた
  2. 優しさから、ガビに巨人を継承させまいと、訓練を頑張った
  3. 優しさから、ライナーを隻脚の軍人の元へと導いた

直近のストーリーでは、「1」と「3」が物語の展開に大きく関わることになります。(次回かな?)

ファルコのガビに対する思い、優しさは一時的なものではなく断続的に物語の展開に関わってくるため要注目ポイントと言えますよ♪

あの隻脚の軍人は・・・彼でした(笑)

途中で大体わかってきた感もあったかと思いますが、あの隻脚の軍人は・・・エレンでした。

アニメの場合、梶裕貴の声で分かっちゃった人も大勢いたでしょうけどね。

最初のうちは、声のトーンが抑え気味のセリフしかなかったから良かったでしょうけど、長セリフになると、要所要所で分かる部分が出てきちゃいますもんね( ´艸`)

ということで、今回の最後のシーンはある意味ライナーにとっては「最悪」のシーンなわけです。

自分の弟分的な存在のファルコに連れられて行った先に待っていたのが、あのエレンなんですからね。

自分の安息の地で身も心もリラックスしている真っ最中にやってきた「悪魔」というわけです。

この直前に描写されていた「祭のシーン(出店で散々買い食いをするシーン)」は、エレン登場でライナーの心理状態を一気にガーンと落とすための前振りだったというわけです。

可哀そうなライナー・・。

今回の最後のシーンの段階では、ファルコは「クルーガーさん」がパラディ島から来たあの悪魔「エレン」とは知る由もありません。

この後の展開が気になるところですね。

それについては、次回の動画視聴を待つことにしましょう!

※にしても、今回の最後は、きっちり原作の切り方を踏襲してきましたね♪

おじいちゃんとの会話シーンには大意があったんでしょうかね?

小ネタですが・・・、病院内でエレンが図らずも自分の父方の祖父(グリシャ・イェーガーの父)と会い、会話するシーンがありました。

結果的に、エレンの祖父は精神を病んでいたため、医者に連れられて行ってしまったのですが、話をしている内容は妙に的を射ていました。

原作を読んでいた時から思っていたのですが、このシーンに何かしらの大意はあったのでしょうかね?ちょっとわからないんですよね・・私には。

ただ「偶然おじいちゃんと会話する機会があったよ」ということくらいしか思いつかないのです。

このシーンについて、もし何かわかりましたら、この記事に追記する形で更新したいと思います♪

井上和彦 キタ――(゚∀゚)――!!

タイバー家の当主ヴィリーは、井上和彦でしたね。

情けないことにエンディングのキャストがでるまで、気づきませんでした(笑)

全然、井上和彦っぽく聞こえませんでしたよ。

「一休さん」の鉄斎さん並みにキャラ立ちがなく、ものすごくナチュラルでした。

このヴィリーというキャラクターは、「ある意味」非常に重要な役どころであることから井上和彦が抜擢されたということなんでしょうか?

進撃の巨人って、意外なところで大御所をキャスティングするので、油断できないんですよね(笑)

マルロの杉田智和が一番ポイント高かったかも。あれは意外過ぎて笑えましたよ。

ということで、次回(かな)のヴィリーのセリフにも注目ですね♪

次回は・・・

次回はヴィリーが舞台で演説をしながら、全世界の要人の前で「宣戦布告」する回。

「宣戦布告」というのは、#61でジークが話していた「1年以内にパラディ島を制圧する」という宣言を舞台で行うということですね。

ただ・・・この「宣戦布告」の意味は、もう一つありそうですよ。

その辺りの側面にも注意をしながら見ると面白いかもしれません。

あと、エレンと対峙したライナーの様子や、その横にいるファルコがエレンたち2人の会話をどのように聞くのかという点がもう一つの見どころですね。

次回の視聴も楽しみです。

まとめ

「進撃の巨人 The Final Season」の第4話について、あらすじと物語の背景についてまとめてみました。

今回はタイバー家の現当主であるヴィリーが催事に向けて動く様子が主に描かれました。

そして、その主軸の傍らファルコが優しさから活躍するシーンがあり、その結果として尊敬するライナーが最悪の人物「エレン」と再会することになったわけです。

この時点では、一体何が起ころうとしているのか全く見当がつかないわけですが、まずはエレンとライナーの会話に注目ですね。

また次回はヴィリーが全世界の要人に向けて舞台上で宣言をする様子が描かれるようです。どのような内容になるのかにも注目ですね。

次回の視聴も楽しみです。

私は「進撃の巨人 The Final Season」をAmazon Prime Videoで見ています。本記事執筆時点ではまだ無料配信されていますよ。

Amazon Prime Video以外にU-NEXTやhuluでも定額無料配信がされているみたいです。

気になる方はチェックしてみてくださいね。

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